日の出みりん、出荷予測にAI活用。在庫過多や欠品問題解消へ
最終更新日:2023/08/14
「日の出みりん」でお馴染みのキング醸造は、ノーコードAI予測プラットフォームのUMWELTを導入しました。在庫過多や欠品問題の解決を目指します。
このAIニュースのポイント
- 老舗調味料メーカーのキング醸造は、ノーコード予測AIのUMWELTを導入
- UMWELTは、専門的な知識がなくても、さまざまな数量の予測ができる
- 導入の決め手は簡単なデータの準備で、精度の高い予測結果を柔軟に出力できる点
老舗調味料メーカーであるキング醸造株式会社は、名古屋大学発AIベンチャーの株式会社トライエッティングが提供するノーコードAI予測プラットフォーム「UMWELT」を導入しました。
これまでキング醸造は、現場からの出荷予測を基に生産計画を策定してきましたが、予測のばらつきにより在庫過多や欠品の問題が生じていました。さらに、複数の出荷拠点が存在し、多岐にわたる品目数の予測には多くの人的リソースが必要でした。
UMWELTは、専門的な知識がなくても、さまざまな数量を予測できる、ノーコード予測AIです。日常業務で使用するExcelデータと連携することにより、CSVをAI化することができます。
キング醸造が、UMWELTと既存の手法の比較検証を実施したところ、UMWELTは社内の基幹システムや受発注システムのデータだけで、現状の予測手法よりも良い予測結果が得られることがわかりました。さらに、UMWELTは出荷拠点ごとの出力や、原材料の予測など他部署への展開が可能です。これらの点から、キング醸造のUMWELTの導入が決定しました。
キング醸造は「AIの運用は、専門知識が必要で、お金と時間がかかる印象がありました。しかし、UMWELTは既存の予測手法と比較して精度が良く、かつ社内にあるシンプルなデータで業務に即した結果が簡単に出てきたため、きちんと活用できるイメージが湧きました。」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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