生成AI
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最終更新日:2024/03/13
三井不動産は柏の葉キャンパス駅周辺にエッジAIカメラを国内最大規模の29台導入します。AIによるリアルタイム画像分析により通行人の異常行動や立ち入りの検知ならびに人流を分析。得られたデータを活用することで、柏の葉スマートシティにおける安心・安全・快適な暮らしへ役立てていきます。
このAIニュースのポイント
UDCKタウンマネジメントと三井不動産株式会社は、柏の葉キャンパス駅周辺にエッジAIカメラを29台導入し、住民の安心・安全・快適な暮らしを提供する新たなエリアマネジメント活動を開始します。AIカメラは、株式会社クリューシステムズが提供し、画像解析はニューラルポケット株式会社のAI画像解析技術を活用しています。
公・民・学連携で街づくりを推進している柏の葉スマートシティは、2020年末時点で人口1万人を超えており、今なお発展を続けています。人口が増え街の規模が大きくなるにつれ、駅前の混雑といった課題や、防犯や見守りに対する住民のニーズが高まってきています。
この取り組みは、屋外公共空間にAIカメラを設置し、AIによるリアルタイム画像分析により通行人の異常行動や立ち入りの検知ならびに人流分析を行います。得られたデータを活用することで、柏の葉スマートシティにおける安心・安全・快適な暮らしへ役立てていきます。街区における本取り組みは国内最大規模となります。
例:倒れ、うずくまり時の検知画像 (画像提供:ニューラルポケット)
(注)カメラ内蔵のAIによる事象検知機能は対象の事象を100%検知することを保証するものではありません。
今回は、クリューシステムズが提供するAIカメラを、柏の葉キャンパス駅周辺に25台、調整池のアクアテラスに4台設置します。またカメラは、カメラ側で映像の分析とデータ変換を行うことができるエッジAIカメラを採用し、撮影された映像はリアルタイムで特定の個人を識別できないデータに加工するため、個人のプライバシーを侵害するようなデータの取得・保管はしません。また今回は、AI解析によって事象を検知した際にはカメラ位置情報と検知内容をテキストでメール送信します。撮影画像データの転送は行いません。
2021年9月より運用開始したアクアテラスエリアにおける立ち入り検知は雨天に伴うアクアテラス(調整池)の増水時や夜間の立ち入り禁止帯などにおける人の立ち入りをAIカメラにより検知します。立ち入りを検知した場合、柏の葉キャンパス駅周辺街区を管理する警備員へ自動でメールが送信され、現場確認までのロスタイムを削減し事故防止活動を強化。
柏の葉キャンパス駅周辺およびアクアテラス周辺の人の流れを分析し、分析データをイベント企画や街づくり検討等に2021年9月より活用。また、AIカメラで取得した人流データを含む街のデータは、業種・業界を横断してデータの連携を可能とするプラットフォーム「Dot to Dot」を利用しデータ利用者へ連携することを検討中です。大学や研究機関、事業者へ街のデータを連携することで、街づくりに寄与する研究や新たなサービスの創出などが期待できます。
2022年4月からは柏の葉キャンパス駅西口・東口周辺エリアにおいて通行人の異常行動(倒れる、うずくまる等)や凶器をAIカメラによる検知を予定しています。異常行動や凶器を検知した場合、柏の葉キャンパス駅周辺街区を管理する警備員へ自動でメールが送信され、現場確認までのロスタイムを削減し事故防止活動の強化を考えています。
異常行動検知は、2021年9月~2022年3月は試験期間として現場で検証を行います。検証期間中は平日日中帯での意図的な検証を実施するのみで、警備員の駆け付けは行われません。
出典:PR TIMES
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