生成AI

最終更新日:2025/07/07
ジュリオは、2024年10月から提供してきた「粉飾リスク分析AI(旧:粉飾AI)」に、新たに循環取引の死角や売上計上タイミングの不正を検知する機能を追加したと発表しました。
このニュースのポイント
ジュリオ株式会社は、2024年10月から提供している「粉飾リスク分析AI(旧:粉飾AI)」に、AIを用いて契約書等の事業文書を読み解くことで「循環取引」の死角解明や、売上計上タイミングの不正を可視化する新機能を提供開始しました。
企業間で売上を操作する循環取引や、契約実態を無視した売上の前倒し計上といった不正会計は、企業の規模や成長段階を問わず深刻な課題となっています。従来の財務データ分析では把握が難しく、人手による確認作業も限界です。
今回の新機能では、公認会計士の知見をもとに設計されたAIが、契約書や稟議書から収益認識ルールを抽出し、社内の検収完了通知メールなどの証憑と突合することで、不自然な売上計上タイミングを検知し、リスクとして提示します。
加えて、取引データ整理AIが請求書や会計記録に含まれる取引先名の表記ゆれを自動で名寄せ・正規化。これにより、異常な資金の流れや取引の相関関係を高精度に分析でき、循環取引や架空売上といったリスクシナリオを発見します。
「粉飾リスク分析AI」は、単に不正の事実を事後的に「見つける」だけでなく、そのリスクの「兆候」や「構造的な原因」を深く分析し、プロアクティブに「未然に防ぐ」という、より高度で予防的な価値提供を目指す当社の姿勢を明確にします。
ジュリオ 代表取締役 姥貝 賢次 氏は、不正行為が時代とともに巧妙化していることを指摘し、特に循環取引の複雑さからデータ分析だけでは真実を見抜けず、真実は契約書やメールなどの「言葉のデータ」に隠れているとし、テクノロジーを活用して監査の課題を解決したいとコメントしています。
出典:PR TIMES
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