JR東日本グループ、社内向け生成AIチャットツールを本格導入。独自生成AIシステムの内製化にも取り組む
最終更新日:2024/07/23
JR東日本は、試使用を行っていた生成AIチャットツール「JRE AI Chat」を、2024年6月より全社員に展開したと発表しました。
このニュースのポイント
- JR東日本グループ、試使用を進めていた社内向け生成AIチャットツールを6月より全社員に展開
- JR東日本独自の業務内容に回答できる生成AIシステム開発も内製で構築。2024年10月から本導入
- さらに「鉄道版生成AI」の開発など、共通的な業務において生成AIの活用に取り組んでいく
JR東日本グループは、グループ経営ビジョン「変革2027」のスピードアップのため、DXを推進しています。従来より、生成AIの試使用を社内で進めていましたが、6月より社内向け生成AIチャットツール「JRE AI Chat」を全社員に展開したと発表しました。
社内組織Digital & Dataイノベーションセンター(DICe)では、社内で早期に生成AIが活用できるように生成チャットツール「JRE AI Chat」を内製で構築し、2023年10月より社内の一部箇所にて試使用を開始しました。試使用により、社内のDX推進に生成AIチャットが役立つことが確認できたことから、既成の生成AIチャットツールの全社員展開に至りました。
さらにDICeでは、JR東日本独自の業務内容に回答できる生成AIシステムの開発も行っています。
登録した社内文書に基づいて回答を生成するRAG(検索拡張生成)を用いたシステムのプロトタイプを内製で構築し、2023年11月より社内の一部箇所にて試使用を開始しました。
システムの本導入に向けては、アジャイル開発の手法を採用。社内の意見を継続的にシステムに取り入れ、2024年10月より全社での試使用を予定しています。本システムの導入により、社内規定やルールなどの文書の効率的な検索など、全社的な業務効率化に役立てていきます。
また、JR東日本はシステムやアプリの内製化開発のスピードアップや世の中のエンジニア不足に対応するため、プログラムのコーディングに生成AIを活用しています。
今後は、汎用的な生成AIでは学んでいない鉄道事業固有の情報を学習した「鉄道版生成AI」の開発を進めるとともに、コールセンター業務などJR東日本グループで共通的な業務においても生成AIの活用に取り組んでいく方針です。
出典:PR TIMES
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