JDLA、「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」を公開
最終更新日:2024/02/19
JDLAは、画像生成の分野に特化した「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」を公開しました。画像生成AIの適切な利用で、産業界の競争力向上を支援します。
このAIニュースのポイント
- JDLAが画像生成の分野に特化した「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」を公開
- 画像生成AIを利用す企業を対象に、AIを使用する際に遵守すべき事項が掲載
- 画像生成AIを扱う社内規定の策定を支援し、業界の競争力向上に期待
日本ディープラーニング協会は2024年2月13日(火)、「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」を公開しました。これは、2023年5月に公開された「生成AIの活用ガイドライン」の続編で、画像生成AIに特化した内容です。ガイドラインはJDLA資料室から閲覧可能です。
今回公開された「生成AIの利用ガイドライン(画像編)」は、事業において画像生成AIを利用する企業等を対象とし、ルールを策定する際に検討が必要になる法的論点を解説することを目的としています。
ガイドラインは大きく分けて3つの構成になっており、「画像生成AIを利用する際の社内の体制についてのルール及びその解説」「画像生成AIにプロンプトを入力する際に遵守すべきルール及びその解説」「画像生成AIから出力されたAI生成物を利用する際に遵守すべきルール及びその解説」の順で解説されます。
具体的な内容としては、AIモデルの審査手続きや管理機能の確保や、出力物の確認の重要性、第三者権利の侵害を防止するための対応、そして生成物の公開時の許可制などが含まれます。また、AI生成物には著作権が発生しないため管理上の区別が必要であり、必要に応じて生成プロセスの明示が求められるなど、リスクの全体像が把握できます。
JDLAは、組織における生成AIの活用を進めるためには、ガイドラインの設定だけでなく一人ひとりの活用リテラシーも重要と考えており、AI活用のためのリテラシー習得には「G検定」の活用もあわせて推進しています。
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