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最終更新日:2024/04/10
インフォディオは独自開発製品である「スマートOCR」にて、「スマートOCR決算書基本パック」のメジャーアップデートをしたことを発表しました。
このニュースのポイント
今回の「スマートOCR決算書基本パック」メジャーアップデートでは、従来機能に大幅な改良を加えたバージョンアップとなり、これまで難しいとされた決算書帳票のデータ登録実務の自動化支援ができるようになりました。
従来のOCR製品においては、決算書の読み取りは苦手領域とされていました。理由としては次のような要因があげられます。
1)決算書帳票は、一見、どれも同じように見えても書式は様々であり、決算書一枚一枚ごとに異なる部分が多数あること。
2)文字間のスペースが広い単語が多く、文字として読み取れても、単語としての読み取りが難しいこと。
「スマートOCR決算書基本パック」は、AI-OCRによる非定型帳票へ対応しています。「スマートOCR」では、決算書にはよくみられる罫線のない帳票の読取を実現するだけでなく、項目の位置が決算書1枚1枚で異なっていても高精度の読取が可能です。
また、非定型帳票対応に特化した「スマートOCR」では、従来のスキャナ読み取り以外の方法として、スマートフォンで撮影した写真でも文字の読み取りを可能にする点も大きな特徴です。位置指定でないため、スマホで撮影した写真や、ゆがんだ写真などでも帳票をデータ化することもできます。
今回の「スマートOCR決算書基本パック」メジャーアップデートでは、抽出した勘定科目の標準化対応を重点強化したものとなります。
金融機関等における決算書情報登録業務の実務においては、決算書の科目名や明細名は同じものを指していても、企業によってその表記は異なることがよくあります。これらを統一の勘定科目名として集約する補正作業を、人の手により行うことが業務の大きな負担になっており、決算書からテキストデータとして正確に抽出するOCR機能を導入するだけでは、業務効率化を実現することはできませんでした。
「スマートOCR」では、決算書ごとに勘定科目表記を集約するための辞書をマスターデータとして「決算書基本パック」に標準で搭載し、OCR処理後に自動で統一の勘定科目名へ集約する機能改修をしています。
これにより、OCR抽出後の勘定科目が自動で補正され、人の手による作業が大幅削減しました。
今後も、インフォディオは非定型帳票対応AI-OCRとしての強みを生かし、複雑な事前設定を必要とせずとも、すぐにご利用いただけるデータ抽出パッケージのラインナップを充実させるとともに、企業や官公庁のDXに貢献すると意気込んでいます。
出典:PR TIMES
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