岡山大学が炎症性腸疾患関連腫瘍AI診断システムの有用性を報告
最終更新日:2023/12/21
岡山大学は、両備システムズと共同開発した炎症性腸疾患関連腫瘍AI診断システムの有用性を報告しました。
このAIニュースのポイント
- 岡山大学が炎症性腸疾患関連腫瘍AI診断システムの有用性を報告
- 約80%の正診率で腫瘍の進行度を正しく診断
- AI診断システムの活用により、正診率の向上や確実な治療法の選択が期待される
岡山大学と両備システムズは、共同でAIを用いた炎症性腸疾患関連腫瘍の内視鏡診断システムを開発し、その有用性を検討、報告しました。
炎症性腸疾患関連腫瘍の治療法には、腫瘍を局所的に切除する内視鏡治療と大腸を全摘する外科手術などがあります。治療法の選択には腫瘍の進行度に対する正確な診断が必要ですが、疾患頻度が低いので、十分な診断経験を持つ医師はごく少数です。
背景の炎症の影響もあって内視鏡診断学自体が確立しておらず、診断精度は不十分でした。
今回、炎症性腸疾患関連腫瘍99病変862枚から構築した本AIシステムを検討したところ、約80%の正診率で腫瘍の進行度を正しく診断できました。これは、経験ある専門医と同程度もしくはそれ以上の結果です。
開発に関わった岡山大学の河原祥朗教授と衣笠秀明助教は、以下のようなコメントをしています。
「医療分野においても人工知能の応用は非常にホットな話題であり、多くの研究機関において開発競争がなされています。また、炎症性腸疾患関連腫瘍に対する内視鏡診断は世界中で大きな課題となっています。炎症性腸疾患センターを有する岡山大学病院のデータを使って開発したAIシステムの有用性が証明されたことで、日本のみならず世界の内視鏡診断に変革をもたらすものと期待しています。」
今後、このAIシステムを用いることで、全ての内視鏡医における診断能の均一化、正診率の向上、確実な治療法の選択などが期待されます。
出典:PR TIMES
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