エン・ジャパンが離職予防ツール「HR OnBoard」に自動判定AIシステムを搭載
最終更新日:2024/05/28
エン・ジャパンは、離職予防ツール「HR OnBoard」にAIによる自然言語処理システムを活用した新機能を搭載すると発表しました。
このAIニュースのポイント
- エン・ジャパンが運営する離職予防ツール「HR OnBoard」に、AIを活用した自動判定システムを搭載
- これまで社員の状況を目視で把握していたが、新機能追加によりフリーコメントを自動判定
- 新機能を通じて、防げたはずの早期離職の減少を目指す
エン・ジャパン株式会社は、離職予防ツール「HR OnBoard」に、AIによる自然言語処理システムを活用した新機能を、2024年6月1日より搭載することを発表しました。本機能は、早期離職の防止を目的とし、これまで管理者が目視で確認していた回答者のフリーコメントを自動判定することにより、効率的かつ効果的に社員のフォローを行うものです。
「HR OnBoard」は、入社1年以内の社員の離職リスクを可視化し、早期に対策を講じるための離職予防ツールです。このツールでは、新卒・中途採用の社員に入社後1年間、毎月3問の質問を送信し、それに対し社員はオリジナルの「スタンプ」での回答や、テキストによる自由回答をしています。
しかし、テキストによる自由回答においては、1つずつ目を通して状況を把握する必要があるため、効率面で課題があります。また、問題視されずに見逃されてしまったことによりフォローが行き届かないケースも存在していました。
そこで今回、テキストによる自由回答の結果に対しても、独自のAIを活用した離職リスク判定システムを導入しました。個々の回答から「離職リスク」につながるキーワードのピックアップし、さらに自由回答に含まれる「質問」も抜き出し人事担当者に知らせることで、対応の抜け漏れを最小限に抑えます。
フリーコメントから、離職につながるリスクのあるコメントについては赤色でハイライトされます。質問については緑色でハイライトし、一目でチェックすることが可能です。
さらに、フリーコメント自動判定で要フォローや質問ありと自動判定された場合は、管理画面上(メンバー一覧・メンバー詳細)でも表示されます。
エン・ジャパンは本機能を通じて、フォローを必要とする社員が発している「SOSサイン」を、より精度高くスピーディにキャッチし「防げたはずの早期離職」の減少を実現していくとコメントしています。
出典:エン・ジャパン
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