恵比寿で寿司ランチ!Googleの無料サービスTeachable Machineで寿司ネタ判定AIモデルを作成してみた
最終更新日:2024/04/10
こんにちは、AIsmileyの小笠原です。
今回はGoogleの無料サービスTeachable Machineのご紹介です。
「Teachable Machine」はGoogleが開発した機械学習のモデルをドラッグアンドドロップで作成できる無料サービスです。
前回の記事では、Teachable Machineの「画像プロジェクト」を使って、AIsmileyが作成した「チャットボットカオスマップ」と「画像認識AIカオスマップ」に掲載しているAIサービスのロゴ画像を学習させた「ロゴ判定AIモデル」を作成しました。
第二弾は、お寿司のイメージ画像を学習させて、ランチで食べているお寿司からネタを自動判別させる「寿司ネタ判定AIモデル」を作成しました。
寿司ネタ判定AIモデルを作ってみた
――― 伊藤さん、お疲れ様です。お昼休み中に失礼します。ちょっと、よろしいでしょうか。
伊藤さん:どうしたの小笠原さん。そんなにニコニコした顔して、何かいいことでもあったの?
―――伊藤さんの書いた「ロゴ判定AIモデル」を読んで、自分で学習させた画像認識AIモデルが、ついに完成したんです。
伊藤さん:へえ、すごい。どんなAIモデルを作ったんだろう。
―――ズバリ「寿司ネタ判定AI」です。お寿司のネタを動画から判定する寿司判定ネタAIモデルです。よかったら、実験させてください。
伊藤さん:なるほど、これは面白い!僕の外見はお寿司に分類すると「赤身」なんだね。どうやって作ったのか教えて。
かんたん寿司ネタ判定AIモデルのつくり方
1. まずはTeachable Machineにアクセスします。
2. 「使ってみる」をクリックします。
3. 「画像プロジェクト」「音声プロジェクト」「ポーズプロジェクト」の3種類のモデルの中から、「画像プロジェクト」を選択します。
4. 「標準の画像モデル」をクリックします。
5. 「Class1」と「Class2」にそれぞれ画像サンプルをアップロードしていきます。それぞれClassに分かりやすいようにデータの名称を設定します。
6. 画像をアップロードしたら、「モデルをトレーニングする」をクリック、これで学習は完了です。
寿司ネタ判定AIモデルを使ってみた
ーーーそういえば、きょうの伊藤さんのランチ、お寿司ですよね。いいですよね、恵比寿でお寿司ランチ。
伊藤さん:うん、お昼ちょっと贅沢しちゃった。
―――早速、伊藤さんの本物のお寿司を使って、私の作ったAIの精度を試してみてもいいですか?
伊藤さん:ああ、もちろんいいよ!ちゃんと正しく認識できたら好きなネタあげちゃう!
―――お、いいましたね。絶対ですよ。じゃあ、まずはマグロからお願いします。
伊藤さん:あ、マグロね。(いきなり、マグロか・・・。最後にとっておきたかったけど、本人やる気みたいだし、まあいいか)
ーーーはーい、こちらのパソコンのカメラに向けもらっていいですか?
伊藤さん:はい、どうぞ。最初のネタは、マグロの赤身だよ。
ーーー寿司ネタ判定AIが94%で対象が「赤身」だと言っています!
伊藤さん:ふうん、しっかり判別してる。まあまだ一つだし。
ーーーそれではお言葉に甘えて、そちらの「赤身」は後で頂戴しますね!
伊藤さん:マグロくらい判別できなかったら役に立たんよ。よし、次だ。
ーーー次は、そうですね。玉子いってみましょう。
伊藤さん:玉子ね、ほかのネタに比べても黄色が特徴的だからな、どうかな、意外と難しいかもね。
ーーー玉子もばっちり判定しました、結果は94%ですよ!
伊藤さん:玉子、お前には失望した。
ーーーどんどんいきましょう!
伊藤さん:あの、小笠原さんちょっと待ってもらっていいですか。
ーーー次、次
ーーー次、次、次ぃ!
ーーーんま、んまい。(もぐもぐもぐもぐ)
伊藤さん:・・・ありゃ?
ーーー ガリも判定します?
伊藤さん:問題ない。もう一人前買ってくる。
※お寿司とガリはスタッフが美味しく頂きました。なお、撮影時はこまめな手指消毒、マスク着用、使用前にデスクのアルコール消毒など感染症対策を徹底した上で行われております。
自作の画像認識AIモデルがわずか5分で完成
いかがだったでしょうか。AIモデルをドラッグアンドドロップで作成できるGoogleの無料サービスを使って、あなたもAI開発の第一歩を踏み出してみて下さい。
Teachable Machineを使えば、ロゴ画像判定の画像認識AIモデルをわずか5分で作成することができます。簡単な画像判定が目的であればプログラミングのコードを書く必要はありません。簡単なドラックアンドドロップだけで、機械学習のモデルをデータサイエンティストでなくても、Pythonを勉強しなくても誰でも簡単にAIモデルが作成できます。
まずは自分の身の回りのものを撮影して、学習したAIうまくが判別するかどうか試してみてはいかがでしょうか。
本格的な画像認識AIの開発をご希望の方は、下記のリンクから画像認識AIサービスをご覧ください。
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