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最終更新日:2024/04/04
こんにちは。AIsmiley編集部の篠原です。2020年3月14日にJR山手線の49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ駅」が開業しました。JR東日本グループのさまざまな「やってみよう」が盛り込まれた山手線新駅に活用されているAI・人工知能技術を中心にレポートします!
アイスマイリーのあるJR恵比寿駅から緑の電車に揺られること12分…
「次は高輪ゲートウェイ」!

高輪ゲートウェイ駅に到着してまず驚いたのは、その広さです!

吹き抜けの大きな天井に覆われた駅構内は、見渡しがとても良く、「シンプルでダイナミック」な印象が感じられます。
また、ガラス張りの外壁からは光が差し込み、開放的な空間を演出しています。
開業直後の乗降者数は1日平均2.3万人、周辺に高層ビル群が開業する2024年ごろには約12万人になる見通しです。
ホームから二階に上がってすぐ、大きな人だかりができていたのが、日立製作所の開発したAI案内ロボット「EMIEW3」です。
駅通路の一角のインフォメーションコーナーに展示されており、気軽におしゃべりができるロボットとして利用客を楽しませていました。
このAI案内ロボットは、レストランなど駅周辺施設の案内をしてくれるほか、今日の天気や電車の交通状況などの最新情報も答えてくれます。現在は、日本語・英語・中国語・韓国語の4つの言語に対応しているということですが、今後は対応可能な言語をより増やし、日本に訪れた外国人観光客のお助けロボットとしての活用がメインになりそうです。
「EMIEW3」の他にも、警備ロボットや清掃ロボット、これまで駅係員のサポートが必要だった利用者の移動支援や、駅構内の広告デバイスにも、AIを活用した自立移動型ロボットが導入され、多くの手作業をロボットが代行することになりそうです。
(動画は3月16日時点のもので、各種AIロボットの本格導入は2020年3月23日よりスタートとなります。)
AIロボット EMIEW3 の特徴まとめ
・高さ90㎝、重量15kg、
・人間と一緒に活動するのに受容性の高いサイズ、突起の少ないデザインおよび走行性
・環境認識(環境センサ連動、人物検知)と対話機能(雑音の中での聞き取り、自動翻訳)により、困っていそうなお客さまを見つけて、自らサポートしにいくことも可能。

改札を通ると正面には、ガラス張りとデジタルサイネージが特徴的な無人コンビニ「Touch To GO」があります。
ウォークスルー型と呼ばれる完全キャッシュレスの無人コンビニです。利用者が店内に入ると、約50個のセンサーカメラの情報から入店した利用者と手に取った商品をリアルタイムに認識します。ウォークスルー型のメリットは、手に取った商品をカバンでもポケットでも好きなところに入れることができることです。利用者が決済エリアに立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示され、Suicaなど交通系ICカードでピピっとお会計を済ませることが出来ます。一度に利用可能な入場者数は10~15人となっており、入場人数は入口ゲートで調整するようです。
こちらも3月23日に開業予定となっております。
TOUCH TO GO
・営業時間 6時~24時(予定)
・場所 高輪ゲートウェイ駅2階(改札内)
・決済方法 開業当初は交通系ICカードのみ、その他の支払方法には順次対応予定
そして、最後に会えました、「AIさくらさん」!!
と思ったら、「小石川彩です!」。
こちらの小石川彩さんは、凸版印刷が提供するAIを活用した多言語案内サイネージ「BotFriends® Vision」が開発したバーチャルキャラクターです。
小石川さんの特徴は音のバリアフリースピーカー「ミライスピーカー®」を搭載しており、高齢者や大勢の人混みの中でもクリアな音で案内が可能です。また、このチャットボットは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のニューラル機械翻訳エンジンなども使用しており、多言語対応も可能となっています。通常はAIチャットボットが対応し、呼びかけがあった場合に遠隔操作に切り替えることで少人数での効率的な案内や接客を実現します。現在、「高輪ゲートウェイ駅」ではAIチャットボットによる自動応答のみの提供になるそうです。
高輪ゲートウェイ駅は、品川都市開発プロジェクト「グローバルゲートウェイ品川」の中核施設となるこの新駅で、JR東日本は当駅の設備に対して約190億円を投じています。周辺施設の開発を含めて2030年までに約5000億円を投じることを計画しています。
品川都市開発プロジェクトの2030年の道のり
2020年:オリンピック需要を見越し暫定開業
2024年:「まちびらき」で本格的な商業施設やホテルなどが開業
2027年:リニア中央新幹線開通とともにグローバルビジネス都市として成長
2020年3月現在、高輪ゲートウェイ駅周辺の飲食店は開業のタイミングを待っている状態で、多くの駅の中の一つとしての利用に留まっていますが、私たちの生活インフラを支える「都市とAI・人工知能の融合」という新時代の到来を感じさせてくれました。
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