富士通、ドイツのサッカースタジアムでAIを活用をした混雑状況を予測する実証実験を実施
最終更新日:2024/03/11
Fujitsu Servicesは、ドイツのプロサッカーリーグに所属するフランクフルトおよびアイントラハトテックと、ホームスタジアムにおける実験を実施します。
このAIニュースのポイント
- 富士通×独プロサッカークラブ、スタジアムデータを活用した実証実験開始
- スタジアム内の混雑状況をリアルタイムに可視化することで、利便性向上が期待
- 特殊水分データをAIが分析することによって、最適な散水が可能に
富士通株式会社とFujitsu Services GmbHは、ドイツのプロサッカーリーグであるブンデスリーガに所属するEintracht Frankfurtおよび戦略的デジタルプロジェクトを担当するEintrachtTech GmbHと、Eintracht Frankfurtのホームスタジアム「Deutsche Bank Park」における実証実験を2023年度まで実施します。
実証実験では、施設から収集したデータをもとにAIが最適なエネルギー効率での運用を支援するプラットフォーム「Fujitsu IoT Operations Cockpit」を活用し、スタジアムの売店の混雑状況をリアルタイムに表示することによる来場者の利便性向上と、スタジアムの芝生および周辺緑地への散水効率向上における有効性を検証します。
「Fujitsu IoT Operations Cockpit」の導入により、スタジアムに設置された既存のセンサー情報の収集、活用が可能になります。これにより、スタジアム内各所に設置された掲示板に売店の混雑状況をリアルタイムに可視化することで、来場者の利便性向上が期待されます。
また「Fujitsu IoT Operations Cockpit」に送信した、Mainova AGが提供する特殊水分センサーによって記録されたデータをAIが分析することによって、スタジアムの芝生および周辺の緑地へ最適な散水を可能にします。
富士通は、今後も、Eintracht Frankfurt、EintrachtTechとともに、スタジアムのデータを最大限活用し、快適なスポーツ観戦と持続可能なスタジアムの実現を目指す方針です。
出典:PR TIMES
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