生成AI

最終更新日:2026/09/25
富士通 次世代CPU等提供開始
富士通は、国内で設計・開発した次世代CPU「FUJITSU-MONAKA」および国産サーバ「Fujitsu MONAKA Server」の販売を2026年11月より開始します。世界水準のAI推論性能と省電力を両立し、AI基盤の拡張余力を高めます。
このニュースのポイント
富士通株式会社は、日本国内で設計・開発した国産次世代CPU「FUJITSU-MONAKA」の販売を、2026年11月より開始します。あわせて、同CPUを搭載した国産サーバ「Fujitsu MONAKA Server」の展開も発表しました。
近年、生成AIの活用拡大により、計算資源の不足と電力需要の急増が課題となっています。限られた電力で高い処理性能を実現できる低消費電力なCPUの重要性が増す中、機密情報を自社で管理できるオンプレミス型AI基盤のニーズも高まっています。

「FUJITSU-MONAKA」は、最先端の2nmプロセスと5nmプロセスを組み合わせた3D積層構造を採用しています。独自の超低電圧動作技術により、世界水準の最大動作周波数3.8GHzとメモリ転送速度8800MT/sを実現しました。
これにより、他社CPU比2倍のAI推論スループットを発揮し、CPU単体での実用的な性能と、電力・冷却に制約ある環境への柔軟な導入を実現します。さらにコンフィデンシャル・コンピューティングのハードウェア暗号機能でデータを保護し、クラウド等でも高機密なAI活用を支援します。

「Fujitsu MONAKA Server」は、国内の設計・開発・製造により高いトレーサビリティと透明性を確保したソブリン用途向けサーバです。AI推論等に最適な1U/2Uラックマウント機を、日本および欧州向けに販売を開始します。
1UサーバはCDI/CXL技術でメモリ等を最適配備し、AI推論のメモリ不足緩和や将来の変化に柔軟に対応します。また、長年培った冷却技術により専用設備なしで空冷40度・水冷45度環境を実現しました。冷却電力を最大80%削減し、運用コストと環境負荷を低減します。

また、アカデミア・HPC分野向けには、サロゲートモデルや流体解析に適した2Uのマルチノードサーバを販売します。
富士通は、本CPUを2026年度第4四半期から提供し、サーバは2026年度下期に一部顧客へ先行提供したのち、2027年4月以降順次日本および欧州向けに出荷する予定です。加えて、AIデータセンター向けの高密度サーバやロボットを活用した保守の自動化などの自律運用を実現するラックスケールサーバをラインナップに追加していく予定です。
出典:富士通株式会社
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