生成AI

最終更新日:2025/12/09
富士通 国際コンソーシアム
富士通は、偽・誤情報や新たなAIリスクに対応するため、世界中から50以上の組織が参画する国際コンソーシアム「Frontria」を創立しました。
このニュースのポイント
富士通株式会社は、生成AIの急速な進化による課題やリスクに対応するため、国際コンソーシアム「Frontria」を創立しました。「Frontria」は、情報の信頼性を確保し、健全でレジリエンスの高い情報社会の実現を目指します。
近年、生成AI技術の飛躍的な発展が社会に多大な利益をもたらす一方で、AIが生成するコンテンツを悪用した偽・誤情報の拡散やAIシステム自体の脆弱性など、新たな課題やリスクを生み出しています。AIの信頼性とセキュリティの確保、そしてこれらに対する法規制への準拠が喫緊の課題となっています。
これらの複雑な問題は、一企業や一国の努力だけでは解決が困難であり、技術開発から社会への適切な活用・普及まで、幅広い分野からの知見と協調が不可欠です。

「Frontria」は、世界中から50以上の組織が参画し、最先端の技術や知見を結集します。参画組織が課題やニーズを持ち寄り、アイデア創出の場を提供すると同時に、国際的な視点からのリスク対応と変革を推進します。

「Frontria」では、各業界の課題やユーザーニーズ、ユースケースを提供するイノベーションパートナー、技術を磨く技術IP(コア技術)プロバイダ、学習データを提供するデータプロバイダ、アプリケーション開発やユーザーへの導入支援を行うエンジニアリングパートナー、資金および運営環境を提供するインキュベータが集います。
多様な役割を持つ参画組織が連携し、新たなアイデアを創出できる技術プールを軸としたグローバルコミュニティを構築・提供します。
初期活動では、偽・誤情報対策、AIトラスト、AIセキュリティの3つのコミュニティグループを設置し、金融、保険、メディア、エンターテイメント、リーガルやAI事業など、業界ごとのワーキンググループを設置します。
富士通は、国際社会が直面する偽・誤情報や新たなAIリスクといった課題に対し、「Frontria」を中心にオープンなイノベーションを推進することで、信頼性と安全性が確保された持続可能なデジタル社会の実現に貢献する意向です。
出典:富士通株式会社
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