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最終更新日:2024/04/04
AI・人工知能は感情認識の分野にもその可能性を広げています。声のトーンの違いや表情筋の動きといった人間のわずかな動作をとらえ、本人や周囲すら認識していない感情の揺れを明らかにします。昨今では、こうした感情認識AIが実用段階に至っており、音声認識と感情認識をあわせ、聴覚障害者や外国人とのコミュニケーションをスムーズにするアプリなども登場しています。

虹彩認証技術や音声による感情認識技術を手がけるIT・IoT分野の先端テクノロジーベンチャー、スワローインキュベート(茨城県つくば市)は、シャムロック・レコード(練馬区)のアプリ「UDトーク」へ感情認識SDK(特定のソフトウェアを開発する際に必要なツールのセット)を提供したと発表しました。
スワローインキュベートは、音声の特徴量をもとに「喜び」「怒り」「平静」を判定するSDKやAPIをライセンス提供しています。
同社の感情認識技術の特徴は、以下の3点です。
音声自体の持つ特徴量をベースとした「音響解析型」で、最大70パーセント程度の認識率で感情を判定します。また、感情成分の解析も可能です。固有名詞などに左右されないため、従来の言語解析型では判定が困難だった会話や音声の判定も行います。
音声自体の持つ特徴量を分析することで、クレームなどの感情が検知されます。また、個人によって受け取り方や捉え方が異なっていた部分が可視化されます。
人の会話や発話音声の特徴量で判定するため、多言語対応が可能です。
UDトークは、iPhoneやiPadで会話を音声認識し、会話の内容をリアルタイムでテキスト化します。スワローインキュベートの感情認識SDKをUDトークに搭載することで、会話のやりとりだけでなく、感情の度合いもリアルタイムで表示されるようになります。
また、多言語対応によって外国人の感情認識も可能になります。会議や商談のほか、接客、観光といったインバウンド産業、災害時の避難所でのコミュニケーション支援などにも活用できるでしょう。

このほか、感情認識アプリを販売員や営業マンのスキル向上に役立てるアプリも登場しています。
シーエーシー(中央区)の表情トレーニングアプリ「心sensor for Training」は、応対練習中の表情筋の動きをPCやタブレット端末上のカメラがとらえ、感情認識AIが解析します。AIがどのような印象を与える表情だったかを採点するほか、トレーニングごとの記録を比較することで、コミュニケーションスキル向上に役立ちます。
また、シーエーシーはAIがリアルタイムで自動車の乗員の感情分析を行うシステムも手掛けています。
車内に搭載したカメラやマイクを通じて運転者や同乗者の表情データと音声データを収集し、乗員の感情を認識します。
表情や音声から眠気、注意力の散漫や低下、眠気といった運転者の変化を察知できれば、不幸な事故を減らす手立てにもなるはずです。また、各社がしのぎを削る自動運転技術にも寄与すると考えられます。
また、自家用車だけでなく電車やバス、タクシーといった公共の乗り物にも搭載することで、安全性を高めるほか、感情に基づいた新たな乗車体験も提供できるでしょう。
感情認識AIやアプリが広がるほど、我々のコミュニケーションに新たな未来が広がることは間違いありません。聴覚障害者などのハンディキャップを持つ人や、増え続ける外国人といったマイノリティーに属する人も包摂する、より便利な社会を目指して、開発が進むことでしょう。
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