生成AI

最終更新日:2024/06/10
イーデザイン損保とNTT Comは、生成AIを活用した顧客接点の高度化の実証実験として、生成AI搭載アバターの精度検証を実施しました。
このAIニュースのポイント
イーデザイン損害保険株式会社とNTTコミュニケーションズ株式会社は、2024年1~3月にかけ、カスタマーセンターへの問い合わせが多い自動車保険の車両入れ替え業務をユースケースとした、生成AI搭載アバターの精度検証を実施しました。
イーデザイン損保のWebサイトにおける各種手続きは、一人で完結できるように設計されています。しかし、PCやスマホ操作に不慣れな利用者などもいるため、カスタマーセンターには一定数の問い合わせが来ています。そこで、顧客体験の向上に向けて、両社は生成AIを活用した顧客接点の高度化に関する実証実験を行うに至りました。
また、今回のAIアバターには、De-Identification Ltd.の最先端動画生成AI「Creative Reality Studio」が活用されており、デザインは実在の社員を基にしています。
今回の実証実験では、アバターの対話精度とデザイン、安全性について検証されました。それぞれ具体的には、イレギュラーなケースを含んだ5種類のシナリオに対する対話の精度や応答速度、人間としての自然な動作や外観、フィルター機能の確認を検証しました。その結果、対話精度に関しては商用化可能な水準と判断。動作や応答速度についても、課題は残るもののの、実務レベルで活用可能と判断され、フィルター機能も一定の効果が確認できました。
イーデザイン損保は本実証実験の結果を踏まえ、引き続き最新技術を活用した顧客体験のさらなる向上を目指します。また、NTT Comは本実証実験の成果をもとに、NTTグループが推進するLLM「tsuzumi」の活用も視野に入れながら、金融業界の顧客接点の強化・バーチャルコンシェルジュの高度化を目指します。
出典:@Press
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