生成AI

最終更新日:2025/09/09
DATAFLUCTは、自然言語の対話だけでデータ分析を自動化する「Airlake BI Agent」β版の提供開始を発表しました。従来、週9時間かかっていた作業を95%削減し、約30分に短縮。“全社員がアナリストになる世界”の実現を目指します。
このニュースのポイント
株式会社DATAFLUCTは、SQLやPythonの知識が不要で自然言語の対話だけでデータ分析を自動化する「Airlake BI Agent」β版の提供を開始しました。
DX化の進展に伴い、データ活用は専門人材に依存し「欲しいデータがすぐに出てこない」「レポートを待つ間に機会を逃す」といった課題がありました。
同社はこの課題を解決するため2023年から開発を開始し、顧客フィードバックをもとに商用レベルの精度・速度・コストを実現して今回のβ版リリースに至りました。
「Airlake BI Agent」は、組織の「データ分析のボトルネック」を解消する「AIアナリスト」です。
例えば、従来3名の専門家(マーケター、エンジニア、アナリスト)が週9時間かけていた作業を、担当者1名がAIと対話をすることにより、95%もの工数削減を実現し、わずか30分に短縮しました。高価なBIツールも不要で、意思決定の即時化を実現しました。
「Airlake BI Agent」は、「〇〇のデータコードを抽出し、▲▲でグルーピングしてグラフ化して」などの、自然言語での日本語リクエストだけでAIが意図を汲み取ります。ユーザー側の知識も不要でSQLやPythonコードへ自動変換し、一連のデータ操作を完了させることができます。
「Airlake BI Agent」は、ユーザーからのリクエストの裏側で「意図抽出・計画立案」「データ取得」「データ可視化」「データ解釈」「データ品質チェック」の5つのAIエージェントが連携し、日本語の微妙なニュアンスを理解して複雑な要求にも高速に応答します。
さらに、AIがデータベースの構造を正しく理解する「スキーマグランディング」やRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を駆使することで、ハルシネーションリスクを1%未満に抑制し、極めて高品質なデータ抽出を可能にします。
ユースケースとしては、CRM分析による顧客セグメント抽出やキャンペーン評価、POSデータによる売上可視化と発注最適化、SCM部門での在庫回転率・納期遵守率のKPIダッシュボード作成、製造現場でのIoTセンサーデータと品質ログを組み合わせた歩留まり改善シミュレーションなどが挙げられます。
このように、「Airlake BI Agent」は、マーケティングから製造現場まで、あらゆる部門で活用できます。これまで専門家への依頼や手作業の集計に費やしていた時間をなくし、担当者が“知りたい瞬間に”答えを得られる体験を提供します。
「Airlake BI Agent」β版はすでに建設業、不動産業、小売流通業、運輸事業、消費財製造業を含む国内企業5社での導入が決定しており、11月より順次本番運用を開始予定です。今後は「国産で使いやすいBIツール」としての地位を確立し、API提供による顧客システムへの組み込みなど拡張を進めていきます。
DATAFLUCTは「Airlake BI Agent」を通じて日本企業のDXを加速し、競争力強化に貢献します。
出典:PR TIMES
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