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最終更新日:2025/02/10
CTCは、システム運用の可観測性を高めるクラウドサービス「StageCrew」に、マルチモーダルAIを活用したシステムの稼働状況を自動分析する機能を追加したと発表しました。
このニュースのポイント
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、システム運用の可観測性を高めるクラウドサービス「StageCrew」に、システムの稼働状況を自動で分析する新機能を追加しました。画像、テキストなど異なる種類のデータを扱う最先端のマルチモーダルAIを活用して、異常検知やパフォーマンスの傾向分析などの業務を自動化します。主に、日本と北米のDevOpsを実践する企業に展開し、マルチモーダルAIを効果的に利用するための運用支援サービスも開始します。
近年、システムの状態をリアルタイムで可視化し安定稼働を促進する「オブザーバビリティ」が注目されています。しかし、システムの多様化により運用管理ツールが増え、情報収集や原因特定に時間がかかり、効率化と省人化が求められるようになりました。
CTCの「StageCrew」は、監視やログ収集ツールと連携し、情報収集の効率化やインシデント対応フローの可視化を実現するクラウドサービスです。
新たに追加された機能では、管理ツールごとに収集、可視化しているダッシュボードデータなどを、マルチモーダルAIが自動で統合、分析。トラフィックの増減やエラーの発生回数など、複数の管理ツールを横断して比較・分析して、迅速にシステムの稼働状況を把握できます。
例えば、アクセスが集中しているAPIの特定、データベースの使用率と性能の傾向の分析などを指示するプロンプト(分析のための質問文)を入力することで、システムの過去データとの比較や、類似する事象の抽出を自動で行い、障害発生時の迅速な原因特定や将来的なリスクへの対策が可能です。
運用支援サービスにおいては、システムの設定変更やAIのプロンプト最適化を行い、AIがユーザーの意図を正確に理解できるようサポートします。また、システムの確認ポイントの標準化やナレッジの活用、運用業務の改善も支援されます。
伊藤忠テクノソリューションズは「今後もお客様のビジネス環境に柔軟に対応できるシステム開発と運用の高度化、効率化を進め、持続的な事業成長を支援していきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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