0.2秒でバーコードなしの製品を正確に認識!エッジAIで無人レジを実現
最終更新日:2024/03/11
シーエスコミュニケーションは、エッジIRリーダーの提供を2023年春に開始します。
このAIニュースのポイント
- バーコードなしの製品を0.2秒で正確に認識するエッジコンピューティングと、POSシステムを連携した「無人レジ」を実現する「エッジIRリーダー」を提供
- 無人レジやRFIDタグは高額なため導入が困難、といった不満に対応したもの
- 小さな店舗、商品へのバーコード添付ができない店舗をはじめ、幅広い現場での導入が期待
株式会社シーエスコミュニケーションは、バーコードなしの製品を0.2秒で正確に認識するエッジコンピューティングとPOSシステムを連携した「無人レジ」を実現する「エッジIRリーダー」の提供を2023年春に開始します。低コストで導入が可能で、多くの店舗の課題である人手不足問題を解消する「無人レジ化」を進めます。
近年、人口減少や少子高齢化が主な原因となり、あらゆる業界で人材不足が問題となっています。特にすべてのIoTが難しいリアル小売店舗などの現場では、人材不足や人件費削減といった課題があり、無人レジやRFIDの導入が検討されてきました。
しかし、一般に普及しているバーコードは、店員か購入者による専用バーコードリーダーでの読み取りが必須で、バーコード探しに時間がかかり煩わしさを感じる、正確に読み込ませたはずなのにミスが生じて会計がずれるなどの問題がありました。また、無人レジは1台200〜300万円という高額な初期費用がかかり、防犯対策も万全ではありません。
情報が書き込まれたICタグ・RFタグ(RFIDタグ)を電波などでワイヤレス通信で読み取るRFIDシステムを検討する企業もありますが、導入するためには、すべての商品に特殊タグを付けなければならず、人件費がかさむこと、タグ自体が1個あたり4〜8円のコストかかかること、RFIDタグリーダーが高額であることから導入が困難で、製造から管理、販売までを一気通貫できる一部の企業でしか活用されていません。
今回発表した「エッジIRリーダー」は、低コストで設置カメラのAI実装をする「エッジネットワーク」技術を採用することで、バーコードなし・低コスト・高速・正確性のすべてをかなえます。これにより、バーコード、券売機、RFIDシステムで解決できなかった、リアル店舗での課題が解決可能です。1〜2名で運営する小さな店舗、商品へのバーコード添付ができない店舗をはじめ、幅広い現場での導入が期待されます。
シーエスコミュニケーションは「創業より蓄積した知見と技術を生かしながら、あらゆる産業でのAI実装を進め、社会課題の解決につながるサービスを展開していきます。」とコメントしています。
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