生成AI

最終更新日:2026/09/24
夏休みの宿題「AI使わない」過半数
株式会社小学館の「月刊コロコロコミック」が、小学1~6年生の読者752人を対象に生成AIの利用実態を調査しました。50.4%の小学生がAIの利用経験を持つ一方、63.0%が考える力への影響を不安視しています。
このニュースのポイント
株式会社小学館は、同誌の読者分析プロジェクト「コロコロコミック研究所」を通じ、小学1年生から6年生までの「月刊コロコロコミック」読者752人を対象に生成AIの利用実態に関するアンケート調査を実施しました。

全回答者752人を対象に「AI(ChatGPT・Gemini・Claude・Grokなど)を使ったことはある?」と尋ねたところ、約半数の50.4%が「使ったことがある」と回答しました。 
次に、AIを使ったことがあると回答した379人を対象にした利用方法の質問については、最多が「知りたいこと・調べものを聞く」で74.9%でした。
さらに「遊びやゲームのことを聞く」(38.0%)「会話・暇つぶしの相手になってもらう」(31.1%)と続き「勉強や宿題を手伝ってもらう」は21.6%と、検索エンジン代わり、あるいは、雑談・遊びの相手としてAIを活用している児童が多いといえます。

次にAIを使ったことがあると回答した379人を対象に、勉強や宿題にAIを活用しているかを聞いたところ「宿題にAIを使ったことはない」という回答が71.8%で最多でした。
また「AIの答えはヒントにして、文章は自分で考えた」が16.4%となり「AIの答えをそのまま使った」の5.8%を上回りました。 
次に「今年の夏休みの勉強や宿題で、AIをどう使いたい?」(複数回答可)という質問では、「AIを使わない」(58.6%)が最多となりました。AIを使う場合でも、具体的な用途としては「自由研究や絵日記のアイデア・テーマを相談する」(23.7%)が最も多い状況です。
本調査から、AIを自宅学習で使用している小学生は少数派で、活用していたとしても、ヒントをくれる相手としてAIと付き合おうとする児童が多いことがわかりました。

「AIに宿題を手伝ってもらうと、自分で考える力はどうなると思う?」という質問では「考える力が弱くなりそうで心配」(63.0%)という回答が最多でした。
児童期の生成AI利用に対しては、適切な発達を妨げる恐れがあるとして議論の対象にもなっています。本調査から、大人のみならず、当事者である子どもたちも自身の思考力に危機感を覚えていると考えられます。

「おうちでは、AIを使うことについてどんなルールがある?」という質問では、65.2%が「ルールを決めていない/わからない」と回答し「使うのは禁止されている」という回答は7.4%にとどまりました。

「AIが作った動画や画像を『本物だ』と思って信じてしまったことはある?」という問いに対しては「何度かある」(33.5%)と「一度だけある」(12.5%)を合わせ、46.0%の小学生に誤認経験がありました。

次いで「AIが作った動画や画像かどうか、自分で見分けられると思う?」という質問では「見分けられないと思う」が39.1%で最も多く「見分けられると思う」(23.9%)を大きく上回りました。 
「AIが作ったものを見分けるためにしていることは何?」という問いでは、「とくに何もしていない」(28.2%)が最多でした。
ただし「見た目が変なところをさがす(指の数・文字など)」(26.9%)「おうちの人や友だちに『本物か』聞く」(23.2%)などの工夫をしている小学生もおり、AIが作ったものなのか見抜くスキルを身に付けつつあるようです。

AIを使ったことがあると回答した379人を対象にした「AIのことを知ったり使い方を調べたりするとき、どこから情報を見ている?」(複数回答可)という問いでは「おうちの人」(41.4%)が1位でした。それ以降は、2位「YouTube」(26.6%)3位「学校の先生・友だち」(25.1%)と続いています。
また、AIが作った動画や画像を見分ける工夫として23.2%が「おうちの人や友だちに『本物か』聞く」と回答したことからも、家族や友人など身近な人が小学生のAIリテラシーを支える重要な役割を担っていることがうかがえます。
出典:PR TIMES
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