生成AI
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最終更新日:2023/12/07
コンピューター総合研究所は、牛の行動監視支援システム「もーかる」に、独自に開発した分娩予測AIを取り入れたことを発表しました。分娩前行動データを学習することで、畜産農家の労働負担軽減と分娩事故低減が期待できるようになりました。
このAIニュースのポイント
ソフトウェア開発を手がけるコンピューター総合研究所は、牛の行動監視支援システム「もーかる」に、独自に開発した分娩予測AIを取り入れたことを発表しました。分娩予測AIは、分娩前行動データを学習することで、精度良く分娩兆候を検知します。これにより、畜産農家の労働負担軽減と分娩事故低減が期待できるようになりました。
もーかるは、牛に一切の機器を取り付けることなく、監視センサーで行動変化をデータ化し、分娩兆候や起立困難状態など行動変化を検出、メール通知するシステムです。
今回「もーかる」は、独自に開発した2種類のAI、画像認識AIと分娩予測AIを導入しました。画像認識AIでは、画像内の牛や行動を認識することができ、牛の行動データ取得に活用されてきました。新たに開発された分娩予測AIでは、これまでに画像認識AI で取得した8項目以上の牛の行動データと実際の分娩までの時間を学習することで、分娩までの所要時間を予測します。
「もーかる」では、この分娩予測AIを活用して、予測結果から分娩前24時間以内の分娩兆候を検知する方法を確立されています。これによって、従来の方法よりも高い精度で分娩前24時間以内の分娩兆候を通知することができるようになりました。
今後は分娩予測AIに畜産農家ごとの分娩前行動データを学習させていくことによって、それぞれの畜産農家に特化した分娩予測を行うことが可能になるとコンピューター総合研究所は伝えています。
また、分娩予測AIに蓄積された各畜産農家の分娩前行動データを活用し、繁殖・肥育一貫経営を新規に展開しようとしている畜産農家への支援も期待できます。牛を飼育する畜産農家の方は、労働負担を軽減するためにぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
出典:PR TIMES
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