生成AI

最終更新日:2026/07/30
旅行の計画を立てようとして、観光地探しや宿泊先の比較に何時間もかけていませんか。行き先の候補出しからスケジュール作成、持ち物リストまで、ChatGPTに相談するだけで数分で叩き台ができあがります。とはいえ「何を聞けばいいかわからない」「提案をどこまで信じていいのか」と迷う方も多いはずです。
本記事では、旅行計画に役立つChatGPTの使い方を、そのまま使えるプロンプト例つきで解説します。

ChatGPTで旅行計画を立てる基本の流れは、大きく4つのステップです。①旅行の条件を整理する、②行き先や観光スポットの候補を出す、③スケジュールを組み立てる、④料金や営業時間などを公式情報で確認する、という順番になります。この流れに沿って質問すると、旅程作成にかかる時間を大幅に短縮できます。
たとえば「行き先が絞れない」ときは、興味のあるジャンルや予算を伝えるだけで済みます。旅行したい季節もあわせて伝えれば、複数の候補地を提案してもらえます。「日程の組み方に迷う」ときは、訪れたい場所とかけられる日数を伝えましょう。1日ごとの大まかなプランを作成してくれます。
以下は、代表的な利用シーンとChatGPTへの依頼内容の例です。
| シーン | 依頼内容の例 | 得られるアウトプット |
| 行き先が決まらない | 予算・季節・興味のあるジャンルを伝える | 候補地のリストと簡単な特徴 |
| スケジュールを組みたい | 目的地と日数を伝える | 日程ごとの旅程案 |
| 観光スポットを探したい | エリアと興味を伝える | おすすめスポットのリスト |
| 移動手段を決めたい | 出発地・目的地・荷物量を伝える | 交通手段ごとの比較 |
| 最新情報を確認したい | 確認したい項目と、優先する公式サイトを伝える | 出典付きの料金・営業時間・運行情報 |
従来であれば、ガイドブックや口コミサイトを読み比べ、候補地を1つずつ検索していくのが一般的な下調べの方法でした。ChatGPTを使うと、候補の洗い出しや比較項目の整理を効率化できます。気になる点だけを深掘りして質問する形に変わるため、結果として下調べ全体の時間が短くなります。
この基本の流れさえ押さえれば、旅行のジャンルを問わず幅広く活用できます。国内旅行でも海外旅行でも、まずは大まかな条件を伝えることから始めましょう。

具体的な条件を1つのプロンプトにまとめて伝えると、希望に合った具体的な提案を得やすくなります。以下のテンプレートをコピーして、【 】内をご自身の条件に置き換えて使ってみてください。
このプロンプトを送ると、行き先の候補から大まかな日程、予算の目安まで一度に提案してもらえます。目的地が決まっている場合は「目的地」の欄に地名を入力するだけで、より具体的な旅程案がすぐに返ってきます。
特に外せない条件は「同行者の年齢」と「1日に歩ける距離」です。項目が多く感じるかもしれませんが、次のようなケースでは入力の有無がプランの実用性を大きく左右します。
バリアフリー対応の希望があれば、あわせて条件に加えましょう。出力形式を指定しておくと、複数の旅程案を横並びで比較しやすくなります。
一度で理想通りの提案が返ってこない場合は、「移動時間を減らしてください」「1日目はゆったりした日程にしてください」のように、変更したい条件を追加しましょう。最初から完璧な回答を求めるのではなく、2〜3回のやり取りで旅程を調整するのがポイントです。
短い相談から始めたい場合は、次のような簡易版プロンプトも便利です。「○○(目的地)で2泊3日、グルメ重視の旅程案を3パターン教えてください」のように、要点だけを1文にまとめて伝える形です。
まずは軽く相談してみて、気に入った方向性が見つかったら条件を追加していくとよいでしょう。

営業時間や料金、交通機関の運行状況など、変更されやすい情報を確認するときは、ChatGPTのウェブ検索機能を活用しましょう。ChatGPTは、必要に応じてウェブを検索し、参照した情報源を示しながら回答できます。
ただし、検索結果に表示された内容が、必ず正確で最新とは限りません。旅行の日程や予算に影響する情報は、回答の出典を開き、施設や交通機関などの公式サイトでも確認してください。
「○○の営業時間について、ウェブを検索し、公式サイトの最新情報を優先して教えてください」のように依頼します。
利用環境によっては、「すべてのツールを表示」から「検索」を選択できます。また、「/」を入力し、表示されたメニューから「検索」を選ぶ方法もあります。
情報の信頼性を高めたい場合は、次のように参照先を指定しましょう。
観光施設や交通機関の情報は、公式サイトを優先して確認してもらうことで、古いまとめ記事や出典が不明な情報を参照するリスクを減らせます。
ウェブ検索を使った回答には、参照したページへのリンクが表示されます。営業時間、料金、運行状況、予約条件などは、リンク先を開いて記載内容を確認しましょう。
特に、料金や運行状況は、検索した日から出発日までの間に変更される可能性があります。予約時だけでなく、出発前にも再確認することが大切です。

「旅行計画 プロンプト」を探している読者の多くは、自分の状況に近い例を求めています。ここでは、代表的な旅行タイプ別のプロンプト例を紹介します。
子ども連れの旅行では、休憩のとりやすさや年齢に合った施設の有無がポイントになります。
「子ども2人(5歳・8歳)と一緒に、○○へ2泊3日で旅行します。休憩を挟みやすく、子どもも楽しめるスポットを中心に提案してください」のように、年齢と休憩の希望を添えて依頼しましょう。
一人旅では、移動の自由度や1人でも入りやすい飲食店の情報が参考になります。
「一人で○○へ2泊3日の旅行に行きます」と伝えたうえで、「1人でも入りやすいお店を教えてください」と続けましょう。一人旅ならではの視点で提案してもらえます。
海外旅行では、治安、入国条件、通貨、通信手段なども確認しておきましょう。
「初めて○○へ行きます。外務省、現地の日本大使館・領事館、政府機関などの公式情報を検索し、危険情報、入国条件、注意すべき地域を出典付きで整理してください」のように依頼します。渡航前には、回答に表示された公式ページを自分でも確認してください。
旅行費用を抑えたい場合は、旅行全体の上限だけでなく、宿泊費・交通費・食費などの内訳も伝えましょう。
「宿泊費を抑えて体験に予算を回したい」のように、何を優先したいかを指定すると、希望に合った提案を得やすくなります。
有名な観光地だけでなく、地域ならではの場所を訪れたい場合は、「地元の人が利用する飲食店」「その時期に開催されるイベント」「公共交通機関で行ける穴場」など、求める体験を具体的に伝えることがポイントです。
予算は1人3万円以内で、○○へ1泊2日の旅行を計画しています。以下の条件で旅程を提案してください。
・宿泊費、交通費、食費、観光費の概算を分けて示す
・宿泊施設よりも現地での体験を優先する
・有名な観光地に加え、地元の人が利用する場所も提案する
・公共交通機関で移動しやすい場所を選ぶ
・無料または低料金で楽しめるスポットを含める
・各施設について予約の要否を示す
最後に、予算を超えそうな項目と、費用を抑える代替案も提示してください。
料金やイベントの開催状況は変わるため、旅程を確定する前に公式情報を確認してください。確認方法は「ChatGPT Searchで最新の旅行情報を調べる方法」で解説します。
宿泊先を探すときは、エリアや予算だけでなく、駅からの距離、必要な設備、同行者の条件なども伝えましょう。候補を表形式で出してもらうと、違いを比較しやすくなります。
交通手段を比較するときは、移動時間や料金だけでなく、乗り換え回数、荷物量、同行者の年齢も条件に加えます。
持ち物リストは、目的地、季節、日数、同行者、予定している活動を伝えると、必要な物を具体的に整理できます。
屋外中心のプランは、天候によって予定が崩れがちです。「○○への旅程を考えています。雨天時の屋内施設を、各日1〜2か所ずつ代替案として加えてください」のように依頼すると、天候リスクに備えた旅程が作れます。
旅程が固まったら、最後にChatGPTへチェックを依頼するのもおすすめです。「以下の旅程を確認し、移動時間に無理がないかチェックしてください」と伝え、作成済みの旅程表を貼り付けましょう。休憩が少なすぎる箇所など、気づきにくい無理のあるスケジュールを指摘してもらえます。
宿泊料金や交通機関の運行状況など、変更されやすい情報の確認方法は「ChatGPT Searchで最新の旅行情報を調べる方法」を参照してください。

2025年10月6日、OpenAIはChatGPT内で外部サービスを利用できる「アプリ」を発表し、旅行分野ではBooking.comとExpediaを初期パートナーとして紹介しました。
2026年7月9日には、アプリを探して追加するための「アプリディレクトリ」が「プラグインディレクトリ」へ移行しています。アプリ自体が廃止されたわけではなく、現在もChatGPTを外部サービスのデータや機能に接続する仕組みとして提供されています。
この機能を使うと、複数の予約サイトを開いて比較する手間が省けます。チャット画面上で条件を伝えるだけで、検索結果がその場に表示されるためです。たとえば「パリのホテルを2名・11月21日から24日、駐車場ありの条件で探して」と伝えてみましょう。Booking.comやExpediaの検索結果が、写真・価格・設備の情報とあわせて表示されます。
ただし、利用できるプラグインやアプリの範囲には注意が必要です。
プラグイン・アプリを利用する手順は次の通りです。
利用できるサービスが表示されない場合は、プラン、地域、ワークスペースの設定も確認しましょう。

ChatGPTの提案は便利な一方で、いくつか注意しておきたい点があります。
営業時間や料金、交通機関の運行状況などの事実情報は、必ず公式サイトや現地の情報で確認してください。ChatGPTの回答には情報が古い場合があります。実在しない施設や、古い営業時間・料金が回答に含まれる場合があります。
旅程を確定する前に、営業時間、料金、所在地、運行状況などの事実情報は公式サイトで確認し、混雑状況や利用者の感想を知りたい場合は、投稿日を確認しながら口コミも参考にしましょう。
ChatGPTに旅行計画を相談するときは、旅行条件の整理に必要な情報だけを入力しましょう。氏名、住所、電話番号、予約番号、パスポート番号、クレジットカード情報、勤務先や取引先の非公開情報などは入力しないでください。同行者の情報も、実名は不要です。「大人2人、5歳の子ども1人」のように匿名化して伝え、予約内容を確認してもらう場合は氏名や予約番号を削除してから貼り付けましょう。
いずれの設定でも、旅行計画に不要な個人情報・機密情報は入力しないことが基本です。こうした点を押さえておけば、ChatGPTは旅行計画の心強い相棒になります。

ChatGPTが作成した旅程は、あくまで下調べの叩き台です。出発前には、必ず次の7項目を公式情報で確認しておきましょう。
料金や入国条件は予約前、休業日や交通情報は出発の数日前、天候や臨時運休は前日に確認しましょう。確認するタイミングを分けることで、現地での予定変更や追加費用を防ぎやすくなります。
ChatGPTを使った旅行計画は、①旅行条件の整理、②行き先や観光スポットの候補出し、③スケジュール作成、④料金や営業時間などの公式情報の確認、という4つのステップが基本です。この流れに沿って進めることで、効率よく現実的な旅程を作成できます。
そのまま使えるプロンプトのテンプレートに加え、ChatGPT Searchで最新情報を確認する方法も紹介してきました。旅行タイプ別のプロンプト例や、外部の旅行サービスと連携するプラグイン/アプリの使い方も取り上げました。予算管理・ローカル体験を引き出す工夫もあわせて解説しました。
アイスマイリーでは、生成AI のサービス比較と企業一覧を無料配布しています。課題や目的に応じたサービスを比較検討できますので、ぜひこの機会にお問い合わせください。
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら