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最終更新日:2024/03/06
KandaQuantumは、自然言語処理AI ChatGPTと協業する形でシステム構築を遂行し、大手人材派遣会社やマッチングアプリ登録者数にも匹敵する人数のマッチングに耐えうるシステムの実運用を開始しました。
このAIニュースのポイント
株式会社KandaQuantumは、自然言語処理AI ChatGPTと協業する形でシステム構築を遂行し、大手人材派遣会社やマッチングアプリ登録者数にも匹敵する人数のマッチングに耐えうるシステムの実運用を開始しました。同システムは、KandaQuantumのビジネスマッチングソリューションである「CalqMatch」として法人向けにサービスが提供される予定です。
KandaQuantumは、「ビッグデータ x 量子AI」をミッションに、量子コンピューターやAI技術を活用した受託サービスとプロダクトを展開しています。そして現在、ChatGPTと量子コンピューターを活用したビジネスマッチングソリューション「CalqMatch」の実運用における検証を始めています。
ChatGPTは、2022年11月末の公開以来数日でユーザー数が100万人を超え、米マイクロソフトもOpenAIに100億ドルの投資を行うと発表しているAIソリューションです。2021年1月31日に同社が公開した「ChatGPTと量子コンピューターによる高速なビジネスマッチングを実現」ではChatGPTと量子技術を組み合わせることによる高度なビジネスマッチングの可能性を示唆しました。
今回、KandaQuantumがChatGPTと実験的な協業を行う形で開発を進めた結果、通常であれば1ヶ月かかる開発を1週間の期間で開発完了することが判明しました。また、Google のクラウドサービスであるGCP上で実運用に適用することで年間換算で100万件の案件と人材の求人票や履歴書の情報収集、双方のマッチングが可能であることが示されました。
「CalqMatch」は過去のマッチングシステムとは大きく異なる新しいアプローチを採用した、次世代ビジネスマッチングソリューションです。自然言語処理を扱う人工知能モデルのChatGPTと、計算能力に優れている量子コンピューターの2つを組み合わせることで、これまでにない詳細な条件でのマッチングシステムを構築することができました。
同システムは、人工知能による高度なマッチングアルゴリズムを使用しているため、最大利益や最大効率、キックオフ時期やリモート可否、人材の時間帯制限や地理的制限といった、細かい条件を考慮しつつ信頼性の高いマッチング結果を生成します。
株式会社KandaQuantumの取引実績
「CalqMatch」は、KandaQuantumのデータ分析ダッシュボード機能である「CalqReport」と接続し、案件と人材の要件を詳細に分析し、適合する候補者を提供することを予定しています。また、マッチング結果に基づいて人材と案件のトラッキングを行い、各ステージの情報を完全かつ効率的に管理しAIが自己学習する仕組み(MLOps)も構築中です。この仕組みは、法人の営業、人事担当者が今まで以上にスムーズに案件獲得や人材採用のプロセスを管理することができると考えられています。
「CalqMatch」の実運用開始により、マッチングソリューション市場に新たな選択肢が追加されたことを受け、KandaQuantumは顧客からのフィードバックを反映してシステムを改善し続け、マッチングソリューションの最高峰となることを目指すとしています。
出典:PR TIMES
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