キヤノンMJ、AI modelおよびカサナレと共同で「対話型AIモデル」の実証実験を開始

最終更新日:2025/06/05

対話型AIモデルの実証実験開始

キヤノンは、AI modelおよびカサナレと共同で、リアルタイムで自然な対話が可能な「対話型AIモデル」の実現に向けた実証実験を開始しました。

このニュースのポイント

次世代の接客体験創出を目指し、対話型AIモデルの実証実験を開始
AI modelの生成AI技術と高精細な映像技術、カサナレの自然な対話を可能にするAI技術を組み合わせ
商業施設やショールームでの活用を通じ、業務効率化や顧客体験向上を検証

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、AI model株式会社およびカサナレ株式会社と共同で、生成AIを活用した次世代の接客体験の創出を目指し、リアルタイムで自然な対話が可能な「対話型AIモデル」の実現に向けた実証実験を開始しました。

この実証実験では、AI modelの生成AI技術および高精細な映像技術と、カサナレの自然な対話を可能にするAI技術を組み合わせ、キヤノンMJがユーザーのニーズや満足度の検証などのマーケティング活動を行います。

AI modelは、独自開発の生成AI技術と撮影ノウハウを持ち、ECサイトやテレビCMなど多様なメディアで、オリジナルのAIモデルを用いたクリエイティブの生成から運用までを一貫して手がけています。また、コンテンツ制作を効率化しながら高品質と独自性を両立し、制作リードタイムの短縮やコスト削減を実現し、効果的なプロモーション、販売促進にも寄与しています。

カサナレは、LLM Ops（大規模言語モデルオペレーション）やRAG（検索拡張生成）に強みを持ち、機能単位の生成AIシステムを企業や部署ごとのニーズに応じて柔軟に組み合わせる「カサナレテクノロジーピース」を提供しています。LLMを活用した音声認識および音声生成技術は、多言語への対応だけでなく、会話の状況や背景などコンテクスト（文脈）も理解するため、自然な会話を実現します。

今回の実証実験では、商業施設やショールームなどで「対話型AIモデル」を活用し、利用者がどれだけ自然に会話できるか、また業務の効率化や顧客体験の向上につながるかを検証します。今後は、観光地や公共機関、企業の受付など幅広い業界展開を視野に、サービスとしての有効性と提供方法の最適化を検証していく予定です。

キヤノンMJは、社会課題の解決と未来の価値創出を目指し、オープンイノベーションを積極的に推進しています。本実証により、AIとクリエイティブを活用した新たなサービスを創造し、社会の発展へ貢献していきます。

出典：PR TIMES