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日本酒「獺祭」の旭酒造、Salesforceでデジタルでの関係性を強化

最終更新日:2022/08/08

伝統の日本酒「獺祭」の蔵元、旭酒造はマーケティングやEコマースなど顧客接点をデジタル化、事業のグローバル展開のさらなる加速を目指してSalesforceを導入します。

このAIニュースのポイント

  • 伝統の日本酒「獺祭」の蔵元である旭酒造はSalesforceを導入
  • 酒販店の統合カルテの構築、顧客の購買傾向を把握、その情報を酒販店へ共有し、企画の提案営業に活用する
  • 安全性と拡張性を兼ね備えたEコマースサイトの構築や顧客属性に基づいたコミュニケーションを自動化する

株式会社セールスフォース・ドットコムは、伝統ある日本酒メーカーである旭酒造株式会社が酒販店や顧客とデジタルでの関係を構築・強化し、ビジネス拡大を目指してSalesforceを導入したことを発表しました。

「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を求めて」をモットーとする旭酒造は、酒のある楽しい生活、一つの道具として楽しめる酒を目指して「獺祭」を醸しています。同社では品質にこだわりぬいて造った日本酒を、酒販店と共に多くの顧客へ提供してきました。

しかし、清酒市場は1973年をピーク時から2019年には3割以下にまで課税移出数量が減少するなど、その規模が縮小しています。 (国税庁調査) 背景には、少子高齢化や人口減少のほか、消費者の低価格志向、ライフスタイルの変化や嗜好の多様化が挙げられます。また旭酒造でも事業拡大に伴い、取扱酒販店の増加、そのフォロー体制の整備、さらにはオンラインチャネルを含めて消費者一人ひとりに合わせた販売戦略の強化が、喫緊の課題として顕在化してきました。

歴史と伝統を誇る酒造業者の中でも先進的な取り組み続けてきた旭酒造では、日本酒の伝統は「作り方を時代の変化に合わせて変え続けること」を挑戦と捉えて、顧客接点の全面的なデジタル変革を開始しました。酒販店に対しては個人管理を脱却し、営業活動の情報を点ではなく線、さらには面で把握することで、緻密なフォローを実現できる酒販店の統合カルテの構築します。また、顧客の購買傾向を把握し、その情報を酒販店へ共有。酒販店の状況に応じて顧客データに基づいた企画の提案営業を行います。

消費者に対しては​顧客属性に基づいた各種施策を自動的に実行、旭酒造の酒造りへの理解を促すことでファンを増やし、顧客属性に基づいたコミュニケーションを自動化。運用負荷を下げると同時に、新たな打ち手をスピーディかつ的確に実施していく安全性と拡張性を兼ね備えたEコマースサイトの構築を目指します。

「国内外のお客様に、美味しさと共にその裏側に有る想いや世界観を知って頂くこと、そしてそのお客様に共に対するパートナーとして酒販店との連携を強化したいと思っています。Salesforceがそのための有効な手段になればと願っています」と、旭酒造の代表取締役社長の桜井一宏氏はコメントしました。

 

出典:PR TIMES

 

AIsmiley編集部

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