岐阜市、学校向け生成AIサービスの実証事業を開始
最終更新日:2024/06/03
スタディポケットは、岐阜市と共同で生成AIを活用した実証事業に取り組むことを発表しました。
このAIニュースのポイント
- スタディポケットと岐阜市が共同、生成AIを活用し実証事業に取り組む
- 実証事業には、生徒が安心・安全に利用できる生成AIサービス「スタディポケット」を使用
- 生徒向けと教員向けの「スタディポケット」を提供し、生徒の学習と教員の校務をサポート
学校向け生成AIサービス「スタディポケット」を提供するスタディポケット株式会社は、岐阜市内の中学校における生成AIを活用した実証事業を、岐阜市と共同で取り組むことを発表しました。岐阜市による実証モデル校である岐阜市立長良中学校と、岐阜市の市内小中学校の管理職、各教科、学級担任、事務職などの教員を対象に、「教務」と「校務」の両面から生成AIの活用で支援をします。
スタディポケットが提供する「スタディポケット」は、マイクロソフト社による「Startups Founders Hub」としての技術支援を受けており、生成AIの基盤技術である大規模言語モデルの運用においては「Azure OpenAI Service」を採用しています。
「スタディポケット」は、利用者の情報をAI学習に使用しないよう設定されており、情報漏えいやプライバシーの保護に注力しています。生徒の個人情報の取得を最小限に抑え、第三者へ提供されないため、安心して利用することができます。さらに、OCR技術とマルチモーダル画像解析を活用して、ノートの文章を撮影し授業の復習や応用問題の作成が可能です。
実証事業では「スタディポケットfor STUDENT」および「スタディポケットfor TEACHER」を提供。生徒が授業内や家庭学習で使用する「スタディポケット」は、答えを直接的に教えることなく、対話を通じて最適な学びや探究的な学びを支援し、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す効果が期待されます。
また、教員に向けた「スタディポケット」では、教員が日々直面するさまざまな校務の負担軽減により、生徒たちとより深く向き合えるようになると期待されます。
日本の学校において、生成AIを用いて「生徒児童向けの学習支援」と「教職員の校務効率化」の両面にアプローチを行った実証結果の例はまだ少なく、今回の実証事業を通して、教育現場のDXの可能性が期待されます。
出典:PR TIMES
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