常陽銀行、口座入出金データから資金需要をAIで予測する検証開始
最終更新日:2024/02/26
NTTデータとJSOLは、常陽銀行の法人営業の実業務において、口座入出金データを活用した「資金需要予測AIモデル」の効果検証を開始しました。「資金需要予測AIモデル」の活用によって、これまで以上に早い取引先企業の取引状況検知を可能とし、常陽銀行における取引先企業への先回りしたアプローチやデータ分析結果に基づく提案品質向上を目指します。
このAIニュースのポイント
- 常陽銀行の法人営業の実業務にて、口座入出金データを活用した「資金需要予測AIモデル」の効果検証を開始
- 「資金需要予測AIモデル」は常陽銀行の膨大な入出金データを学習し、取引推移パターンから将来の資金需要を予測
- AIを活用することで、従来の経験に基づく人の判断では気が付かない変化の検知が可能
株式会社NTTデータと株式会社JSOLは、2022年4月から、株式会社常陽銀行の法人営業の実業務において、口座入出金データを活用した「資金需要予測AIモデル」の効果検証を開始しました。「資金需要予測AIモデル」の活用によって、これまで以上に早い取引先企業の取引状況検知を可能とし、常陽銀行における取引先企業への先回りしたアプローチやデータ分析結果に基づく提案品質向上を目指します。NTTデータとJSOLは今後、常陽銀行におけるデータに基づく営業活動の定着と業務高度化の拡大に向けた支援を継続していきます。
NTTデータとJSOLはAI技術を活用して常陽銀行における営業活動高度化に向けた支援について検討を行い、取引先企業の口座入出金データから資金需要見込みを予測するAIモデルを開発しました。2022年1月から3月に実施した過去の口座入出金データを用いたPoCで一定の成果を得ていることから、4月よりAIが出力した予測結果を常陽銀行の全店に展開し、法人営業担当者の実業務での提案活動における効果検証を行っています。
「資金需要予測AIモデル」は常陽銀行の法人取引先における膨大な入出金データを学習し、過去の取引推移パターンから将来の資金需要を予測します。AIを活用することで、従来の経験に基づく人の判断では気が付かない変化の検知が可能となります。
今回の取り組みを通じて、「取引先の資金需要に対して先回りしたアプローチ、データ分析結果に基づく取引先との会話品質向上、純預金先等への提案機会の創出」という狙いに対する有効性を検証していきます。
出典:株式会社NTTデータ
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