サンスター、AIを活用したハミガキ・洗口液製品の防腐効果予測モデルを開発
最終更新日:2024/02/09
サンスターはハミガキ・洗口液製品を顧客が安心して使用できるようハミガキおよび洗口液の処方情報(配合情報)から防腐効果を予測するAIモデルを開発しました。
このAIニュースのポイント
- サンスターはハミガキおよび洗口液の防腐効果をAIにて予測するモデルを開発
- 従来1ヶ月間かかった防腐効果の試験にかかる労力・時間・費用を大幅に削減
- 予測精度正解率が細菌類で91%、真菌類で92%となり、予測精度の高いモデルの作成に成功
サンスターグループはハミガキ・洗口液を安心して使用できるよう防腐効果をAIにて予測するモデルを開発しました。予測モデルの作成には、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が開発したAI予測分析ツール「Prediction One」を活用しています。
生活環境中には様々な微生物が存在しており、微生物が意図せず製品に混入した際に製品の腐敗を防ぐ効果を防腐効果と言います。ハミガキおよび洗口液の処方開発において、適切な防腐効果を持たせる必要があり、効果の確認のため防腐効力試験を実施しています。しかし従来の試験方法では、実施に多大な労力と時間が費やされることが課題でした。
それらのことを背景に、サンスターは試験にかかる労力・時間・費用の削減と、効率的な製品開発の実現を目的とし、ハミガキおよび洗口液の処方情報から防腐効果を予測するAIモデルの開発を試みました。予測モデル作成のための学習データは、これまでサンスターで蓄積した大量のハミガキおよび洗口液の処方情報ならびに、それに紐づく防腐効力試験結果を使用しています。
ハミガキおよび洗口液それぞれについて、細菌類と真菌類に対する防腐効果を予測するモデルを開発し、予測精度の検証を行ったところ、ハミガキでは予測判定の正解率が細菌類で91%、真菌類で92%、洗口液では正解率が細菌類で80%、真菌類で91%となり、予測精度の高いモデルの作成に成功しました。結果として、防腐効果の試験にかかる労力・時間・費用を大幅に削減しました。
サンスターは、予測モデルのさらなる精度向上を目指して研究を続け製品の開発を続けていくとコメントしています。
出典:PR TIMES
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