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最終更新日:2024/04/10
Citadel AIが、企業のAIの品質改善に関わるコンサルティングサービス「Citadel Enterprise Solutions」の提供を7月6日に開始。また、5月にリリースの運用時AI自動モニタリングツール「Citadel Radar(β版)」に加え、学習時のAI自動検証ツール「Citadel Lens(α版)」のトライアル提供も開始されました。
このAIニュースのポイント
2021年5月にリリースした「Citadel Radar(β版)」は、現在大手SI事業者や製造メーカー・AIベンチャー企業などで試験利用されています。「Citadel Radar」の運用時の自動モニタリング機能に「Citadel Lens」の学習時の自動検証機能を加えることで、さまざまなフェーズにおけるAIの課題を、人間が理解しやすい形で可視化して洗い出すことが可能です。保守・運用作業の自動化・効率化を加速することで、AIに起因する新たなリスクから企業を守るサービスとして期待が寄せられています。
さらにこれら二つのシステムを通じて得られた情報をもとに、個々の課題に対する改善策を提示するコンサルティングサービス「Citadel Enterprise Solutions」の提供も開始されます。運用時のAIの問題検知からモデル更新・再学習時の検証に至るまで、個々のユーザーのAIの品質の維持・向上に関わるさまざまな課題に対し、エンドツーエンドで総合的に対応できる点が魅力です。
AIの品質改善に関わるコンサルティングをするサービスです。Citadel Radarの自動モニタリング機能を通じて得られた情報から課題を確認し、データ品質、モデル品質等の観点から改善策を提案します。Citadel Lensのテスト機能を通じて、モデル更新・再学習の品質を自動検証することも可能です。
運用開始後のAIの品質を自動モニタリングするツールです。ビジネス上の問題顕在化の前に、プロアクティブに異常を自動検知、ブロック、可視化します。保守運用作業を効率化する高機能シングルパッケージソリューションとなっており、ユーザー側のAIの改修不要、さまざまなモデル、ライブラリに適用可能です。
モデル更新・再学習時のAIの品質を自動検証するツールです。パフォーマンスの低い顧客セグメントを自動検出して比較します。異なるモデルバージョン間での新たなエラーや整合性のない予測値の検出や、信頼度キャリブレーション、特徴量感度、出力エラー分析などの包括的信頼性テストなどに対応しています。
理想的な開発環境と異なり、実際の世界は時々刻々と環境が変化しており、これに伴いAIの精度・品質も日々劣化します。予期せぬ形でAIが誤認識・誤学習し、ビジネス上の損失やコンプライアンス問題として顕在化する前に、プロアクティブに異常を自動検知し、AIの品質を保つことは、今後のビジネスにとって非常に重要です。
AIの問題を個々の課題に合わせて検知、改善サポートができるサービス、AI人材不足のリスクを軽減するためにも利用してみてはいかがでしょうか。
出典:PR TIMES
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