生成AI

最終更新日:2024/04/11
2021年4月7日(水)から4月9日(金)まで、第5回 AI・人工知能EXPO【春】が東京ビッグサイト青海展示棟で開催されました。日本最大級のAI・人工知能専門展で150社が出展し、盛況な雰囲気で幕を閉じました。感染対策がなされた会場の様子をAI・人工知能EXPOのメディアパートナーを務めるAIsmileyが写真でレポートします。
今年で5回目を迎えるAI・人工知能EXPO【春】は東京ビッグサイト青海展示棟で開催。日本最大級のAI・人工知能専門展で150社が出展しました。会場内はサーモグラフィによる検温や消毒液の設置、ソーシャルディスタンスに配慮したブースレイアウトなど徹底した感染症対策が施されていました。
NTTレゾナントのブースでは接客チャットボットのデモが設置されていました。「新しいドライヤーが欲しい」などユーザーのニーズに合わせた商品を提供します。そのほか、テレビドラマ『あなたの番です』で話題になった「AI菜奈ちゃん」などキャラクターチャットボット、検索エンジン「goo」のノウハウを活かした検索システムなどを紹介していました。
AIMENEXT JAPANは自動車に特化したシステムを提供しているHOYUと合同出展。AIMENEXTの万能OCR技術を採用したC3は車の銘板(コーションプレート)も認識します。
Laboro.AIは、TV録画から長時間音声と字幕テキストを抽出した「LaboroTVSpeech」のデモを紹介。「LaboroTVSpeech」はワンセグ放送を利用し、2020年2月〜9月にかけて放送された、12ジャンル計9,142番組、2,049時間の録画データから構成された大規模音声コーパスです。
ギリアの出展ブースでは、これまで取り組んだ事例をデモを交えて紹介。ハイジのCMでおなじみの家庭教師のトライに導入された「トライ式AI学習診断」やこれまで2日間で実施していた薬剤師の模擬試験を15分に短縮したAI、サッカーロボットなど多彩な開発事例が印象に残りました。
FPTジャパンのブースでは、DX・働き方改革に便利なAIサービスを紹介していました。中でも、需要予測AIはコンビニの1か月の商品需要を予測し、高い精度を記録しています。
バズグラフ社のブースでは新製品の文章要約AI「タンテキ」を紹介。「タンテキ」は自然言語処理AIを使用した文章要約WEBサービスです。10,000文字まで無料で要約が可能で、抽出要約や圧縮要約にも対応します。
SportMemeのブースではスポーツのプレイ映像をAIが解析するサービスを紹介していました。ボールのトラッキングや過去のデータからプレイのスコアを導くなど未来のスポーツエンターテイメントが垣間見れました。
京大発ベンチャーのAnamorphosisはOpenPoCを紹介。OpenPoCは高度な専門知識なしで実証実験(PoC; Proof of Concept)を社内で無料で試すことができる、オープンAIプラットフォームです。従来サービスと比較して、無料でPoCを試せるためコストの削減が可能です。
会場中央にはファーウェイがブースを設置。「Huawei Atlas」を使ったリアルタイム動画解析プラットフォームやドローンで撮影した映像から産業プラントのさびを検出する実証実験などが紹介されていました。
同時開催の第1回 量子コンピューティング EXPO【春】では次世代コンピュータと呼ばれる量子コンピュータの関連商品やサービスが紹介されていました。DEVELやblueqatのデモ体験ができました。
会場を通して、プログラミングについて詳しくない方でも簡単に導入できるAI・人工知能の製品やサービスが多い印象でした。企業へのAI導入はまだまだ高い壁が立ちはだかっています。「人工知能を信用していいのか」「現場で使いこなせるか」といったAIへの不安や恐怖、価格や実装までの期間などが挙げられるでしょう。AIの技術は日々進歩していますが、AIができること・できないことを正しく理解している方は多くはありません。「プログラミングについて詳しくない方でも簡単に導入できる」といった点はAI導入の高い壁をなくしていく第一歩なのではないでしょうか。
第2回 AI・人工知能 EXPO【秋】
開催予定期間:2021年10月27日(水)~29日(金)
公式サイト:https://www.ai-expo.jp/
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