国内初「骨材判別AI」画像認識AIで骨材を判別、日工がプラント向けに開発
最終更新日:2024/01/26
コンクリートプラントの骨材を画像認識AIで判定する国内初の骨材判別AIを、日工が開発しました。
- 日工が骨材判別AIを開発
- コンクリートの骨材(砂利や砂など)を貯蔵する前に、貯蔵場所が正しいかをAIが判別する
- AIが誤りと判断した場合は人によるダブルチェックが行われることにより、システムの安全性が向上
コンクリートプラントの骨材を画像認識AIで判定する国内初の骨材判別AIを、株式会社日工が開発しました。
2023年3月に1号機の運用が開始される予定です。
コンクリートは構造物の基礎など社会インフラを支える材料です。
主に水・骨材(砂利や砂などの総称)・セメントで構成されており、製造過程では指定した配合で正確に練り混ぜることが求められます。
生コンクリート製造過程において、プラント受材設備へ骨材を受け入れる際、オペレーターや作業員の操作ミスで意図しない貯蔵場所に骨材が供給されてしまうと、大量の骨材を抜き取らなければならず、場合によっては破棄しなければならないという課題がありました。
この課題を解決するため、プラントメーカーの日工は画像認識AIによる骨材判別システム「骨材判別AI」を開発、半年以上のテスト運用を経て3月に1号機の運用を開始します。
骨材判別AIによって、「人」と「AI」による骨材判別のダブルチェックを行うことが可能となり、間違った貯蔵場所へ骨材を投入してしまう確率を減らすことができます。
「骨材判別AI」 システム全体イメージ図
骨材判別AIは主にカメラとPC(AIモジュール)で構成されており、受材設備に受け入れられた骨材は、まず骨材判別AIにより判別されます。
AIで正しいと判断された場合は、受け入れ継続、判別が誤りと判断された場合には、人による正誤の確認が行われるフローとなります。
上述のように、すべてをAIによる判別に委ねるのではなく、「人」と「AI」によるダブルチェックが行われることで、製造過程におけるシステム全体の安全性が増し、誤投入が生じる確率を大幅に減少させることに繋がります。
稼働中の骨材判別AIの様子
日工による7ヶ月間の実証実験の結果、骨材の判別正解率は99.5%以上となっています。
(教師あり機械学習を採用し、15mm砕石、20mm砕石、山砂、砕砂などの骨材を判別)
出典:PR TIMES
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