大阪府豊能町、AIオンデマンド交通実証実験に運行アプリを導入
最終更新日:2023/02/09
SWAT Mobilityは、阪急バスおよび京都タクシーが、地域公共交通の課題解決に向けたAIオンデマンド交通の実証実験に対して、運行アプリを提供します。
このAIニュースのポイント
- SWAT Mobilityが、AIオンデマンド交通での実証実験に対し、アプリ提供
- 豊能町人流データを活用して、実際の住民の移動を可視化・分析
- オンデマンド交通導入シミュレーションを基に、効率的な配送実現が期待
SWAT Mobility Japan株式会社は、大阪府豊能町、阪急バス株式会社および京都タクシー株式会社が、地域公共交通の課題解決に向けたAIオンデマンド交通の実証実験に対して、運行アプリを提供します。
SWAT Mobilityは人・モノの移動に関する課題解決のため、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。最少の車両台数で複数の乗客・モノを効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムは世界トップクラスと認定されています。
豊能町では、高齢化と人口流出に加え、コロナ禍の影響により移動が制限されたこと、生活様式が変化したことなどを受け、以前から運行している路線バスの利用者が減少するなか乗務員不足も相まって、公共交通の維持が難しい状況にありました。
SWATは、豊能町の人口動態、店舗・施設データ、路線バスとデマンドタクシーの運行データを元に、既存の公共交通の分析を行い、現状認識を行った上で、人流データを活用して、実際の住民の移動を可視化・分析しました。人流データから見てとれる移動需要を元に、オンデマンド交通導入シミュレーションを繰り返し、最適な車両台数とサービスレベルを提案しました。
交通・人流分析とシミュレーション結果を元に、豊能町の移動需要を満たせるパラメーターや走行スピードを設定した運行アプリ『SWAT Move』を実証実験に提供します。
SWATは、シンガポールと日本で特許を取得するダイナミック・ルーティング・アルゴリズムをアプリに実装し、最少の車両台数で、多くの乗客を効率よく送迎することに加え、200以上あるパラメーターや道路毎の走行スピードを現地の交通事情やサービス水準を考慮して、最適なサービスを提供します。
出典:PR TIMES
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