つらいインフル診断、AIで痛みを軽減 nodocaの一般販売が開始
最終更新日:2022/12/23
アイリスは、2022年12月23日(金)より全国の医療機関向けにnodocaの一般販売を開始します。
このAIニュースのポイント
- nodocaは日本初の「新医療機器」として製造販売承認を取得したAI搭載医療機器
- 2022-2023年シーズンの人流増加に伴う患者の増加に対応したもの
- 痛みが少なく、治験参加者の90.6%がまたnodocaで検査を受けたいと回答
アイリス株式会社は、AI搭載の咽頭内視鏡システム(nodoca)を用いたインフルエンザウイルス感染症診断の保険適用開始を受けて、2022年12月23日(金)より全国の医療機関向けにnodocaの一般販売を開始します。
nodocaは、日本で初めて「新医療機器」として製造販売承認を取得したAI搭載医療機器です。のどの画像と問診情報をAI解析し、感染症に特徴的な所見等を検出することで、インフルエンザの診断補助に用いることが可能です。2022-2023年シーズンは、国をまたいだ人流が復活していることから、日本感染症学会を始め、医学界からインフルエンザの流行を危惧する意見が発せられており、発熱患者に対応するクリニックの業務負荷増大も懸念されています。nodocaをは、痛みが少なく、判定開始から数秒〜数十秒で判定結果を得られる検査のため、クリニックでの発熱患者診療の課題解決につなげることが期待できます。
nodocaを用いたインフルエンザ検査は、専用の咽頭カメラを患者の口腔内に挿入し、撮影することにより患者の負担は最小限で済みます。治験時のNRSによる痛みの評価は平均0.8と低く、患者に優しいインフルエンザ検査を提供できます。実際に、治験参加者の90.6%が「今後はnodocaの検査を受けたい」と回答しています。
また、判定開始から数秒〜数十秒で判定結果が得られることも特徴です。患者に待合室に戻ってもらうことなく、その場で検査結果を伝えることが可能です。発熱患者の対応で忙しい医療現場において、効率的な診察をサポートします。
出典:PR TIMES
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