AIが漫画のカラーリング作業を担当!自動着色サービスが「Renta!」に試験導入
最終更新日:2024/02/05
漫画や小説の電子書籍でおなじみの「Renta!」に、漫画の自動着色サービス「Petalica Paint for Manga」の試験導入を開始!
AI技術を活かした今回の機能で、カラーリング作業のコスト削減や作品のさらなる魅力向上を目指します。
このAIニュースのポイント
- 「Renta!」に漫画の自動着色サービスを試験導入
- AIがレイヤーごとに線画を検出し着色場所や使う色を自動で判定
- カラーリング作業にかかるコスト削減や作品の品質向上に貢献
「Petalica Paint for Manga」は、ピクシブ株式会社と株式会社Preferred Networksが共同開発した、AI技術によるマンガの自動着色サービスです。
2021年5月28日(金)、株式会社パピレスの運営する電子書籍レンタルサイト「Renta!」への試験導入が開始され、注目を集めています。
このサービスには、深層学習(ディープラーニング)というAI技術が用いられています。
将来的には正式版のリリースを経た後、個人ユーザー向けにも提供される予定です。
色のついたキャラクター画像を参考に、自動でモノクロの原稿上のキャラクターの着色ができます。
また、「カラーヒント機能」を使うことで、自動着色の結果に細かく調整を加えることが可能です。
自動着色後には「髪・服・肌・背景」などの要素をレイヤー分けし、業界標準であるAdobe(R) Photoshop(R)画像(PSD)形式データとして書き出しする機能が搭載されています。
下塗りに自動着色を導入し、仕上げに各クリエィティブの制作・編集ソフトでハイライトや影を入れるなどの処理が可能です。
このサービスを利用することで、手作業での着色と比べて50%以上の作業時間短縮ができます。
加えて、作業品質の均一化が促進されるため、クリエイターは作品の品質を上げる作業に集中して取り組めるようになります。
作品に合う色はどれかを一から手探りで当てはめていくのは、途方もない作業ですよね。
今回のサービスがあれば、着色した時のイメージも湧きやすく、クリエイターたちが今まで以上にコンテンツを楽しむことができるのではないでしょうか。
出典:PR TIMES
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