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最終更新日:2024/12/03
自然言語処理(NLP)を活用した企業のサービス10選
AI・人工知能は、さまざまな企業の業務に導入されるだけでなく、スマホやパソコンのサービス、家電などにも導入され始めています。そのため、多くの方にとって聞き馴染みのある言葉になりつつあるのではないでしょうか。
そのような昨今ですが、AIのシステムやサービスにおいて「自然言語処理(NLP)」という言葉を耳にする機会が多くなっています。この「自然言語処理(NLP)」とは一体何で、自然言語処理を用いたサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。今回は、自然言語処理を用いたサービスの特徴についてまとめました。
そもそも自然言語処理とは何なのかというと、私たちが使用している言葉(自然言語)をコンピューターによって処理させる技術のことを指します。なお、自然言語と対比する言葉として挙げられるのが人工言語です。人工言語は一般的に「プログラミング言語」といわれているのですが、これら2つの言語の大きな違いとしては「曖昧性」が挙げられます。
たとえば、「黒い目の大きな猫」という言葉があったとします。この場合、「目が黒くて、大きな猫」「目の大きな、黒い猫」という2通りの解釈ができるわけです。自然言語には、こういった「曖昧性」があることが特徴といえます。
一方、「5+7=12」といった計算式などには曖昧性が存在しません。プログラミング言語は、コンピューターの制御を確実に行うためのプログラムを記述する言語であるため、自然言語のような曖昧性は一切存在していないのです。そして、こういった曖昧性のある自然言語を、機械学習や深層学習を行うAIによって処理していくことを自然言語処理と呼びます。
なお、自然言語処理については以下の記事で詳しくご紹介していますので、詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も一緒にご覧ください。
自然言語処理とは?できること、種類、活用事例を解説!

現在は、自然言語処理を用いたサービスが数多く存在しています。具体的にどのようなサービスが存在しているのか、代表的なものをみていきましょう。
スマートフォンが普及した現代において、SiriやAlexa、GoogleアシスタントといったAIアシスタントを利用したことがある方も多いと考えられます。このAIアシスタントは、自然言語処理を用いた代表的なサービスの一つです。
自然言語処理では、複雑なテキスト等の情報処理を行なったり、作業の効率化を測ったりすることができます。AIアシスタントのように人の会話データを用いる場合、非構造化データと呼ばれる「構造化されていないテキスト情報」の処理が必要です。私たちの会話は、一人ひとり少しずつ言い回しや言葉選びも異なるため、適切な意味合いを認識することが決して簡単ではありません。しかし、自然言語処理を用いることによって、非構造化データの処理精度を飛躍的に高められるため、複雑な情報でもしっかりと解析できるようになってきています。
現在では多くのスマートフォンユーザーが当たり前に使用している機能でもあり、身近に感じられる機能ではありますが、これは自然言語処理という技術が存在するからこそ実現できているものなのです。
文章の解析・翻訳なども、自然言語処理を活用することで実現できるものの一つです。近年は、SNSやコミュニケーションツールが多くのユーザーに活用されていることもあり、よりテキストデータを収集しやすい環境になってきています。そのような背景もあり、より高い精度で文章解析・翻訳が行えるようになってきている状況です。
代表的な例としては、Google翻訳が挙げられます。自然言語処理が導入される前までは、日本語から英語への翻訳を行う際、文法を考慮せずに翻訳してしまうケースが多く見受けられました。しかし最近では、合成音声も活用しながら、より高い精度で翻訳を行えるようになっています。
また、かな文字変換予測も自然言語処理によって実現されている例の一つです。スマートフォンを利用していると、ひらがなを入力するだけで当たり前のように感じや絵文字、顔文字などに変換することができますが、この機能にも自然言語処理が活用されているのです。
自分が打ち込んだ文章の文脈や意味合いを的確に理解し、最適な回答を文章化するというチャットボットにも、自然言語処理が用いられています。特に日本語の場合は、主語が抜けただけで大きく意味合いが変わってしまうことも少なくありません。そのため、チャットボットでは直前の会話に出てきた「主語」を記録した上で、その後のコミュニケーションに生かしていくことなども可能になっています。
チャットボットは、過去の会話データを蓄積していくことが可能なため、使い続けることでさらなる精度向上が期待できます。また、直前の会話に出てきた主語を記録して、その後のコミュニケーションに活かしていくことも可能なため、ありがちな「主語が曖昧でわかりにくい文章になってしまう」というトラブルを回避できるのが特徴です。

現在は、さまざまな企業が自然言語処理を用いたサービスを開発・提供しています。ここからは、代表的な文章解析サービスの特徴・魅力などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Crimson Interactive Pvt. Ltd(クリムゾンインタラクティブ)が提供しているAI搭載・自動英文校正ツール「Trinka」は、高度な英文校正エンジンによって、微妙なニュアンスをくみ取り、技術的にも正確な文章に仕上げることができるAI搭載型ツールです。クラウド、ブラウザ、Word、あるいはワークフロー・アプリ内といった必要な場所でリアルタイムでの強力な英文法チェックを可能にします。
1ユーザーあたりの料金は「月払い 20ドル/年払い 80ドル」となっていますが、無料プランや無料トライアルが設けられています。自社の課題解決に適したツールかどうかを確かめた上で本格導入できる点は大きなメリットといえます。なお、日本法人の場合は日本円での支払いが可能です。正確な英文ライティングによる誤解のない意思伝達を実現したい、英作文と校正にかかる人的負担を軽減させたい、といった課題を抱えている企業にとっては最適なツールといえます。
エス・アンド・アイ株式会社が提供するZUKKU(ズック)は、IBM Watsonとの連携によって自然な会話を実現するフクロウ型AIロボットです。高さ10センチの手のひらサイズでどこにでも設置できます。親しみのあるフクロウ型AIロボットで、社内外のサービスカウンターや受付窓口など、さまざまなシーンで活用されているのが特徴です。
ZUKKUでは、取得した年齢・性別・表情・視線・音声といったマーケティングデータを可視化。どの時間帯にどのような人がどんな反応をしていたのかを分析できます。
また、画像認識によって相手に適した情報を提供できるのも特徴の一つです。その仕組みとしては、相手の性別や年齢、表情、視線などを解析し、その人に適した情報をZUKKUが回答するというもの。タブレットに情報を表示し、デジタルサイネージとして活用することも可能です。そんなZUKKUの利用料金は、1台あたり20,000円。初期費用は1,365,000円〜となっています。
株式会社電通国際情報サービスが提供するTexAIntelligence(テクサインテリジェンス)は、最新のNLP(自然言語処理)技術により文書の自動分類・類似検索・要約が行えるAIソリューションです。クラウド・お客様自社サーバの両方に対応し、APIによって既存システムとの連携も簡単に行うことができます。
TexAIntelligenceには、文書の自動分類・類似検索・要約という3つの機能が搭載されています。自動分類は、去文書を教師データとして自動で他分類のラベルを付与していくというもの。類似検索は、検索サービスと同様の操作で文章を丸ごと検索し、類似度順に表示させるというもの。要約は、文章群を自由な条件でクラスタリングすることで素早く文章群の意味を把握するというものです。
従来は、データサイエンティストが専門知識を駆使しなければ、アルゴリズムの選定やハイパーパラメータの設定を行うことができませんでした。しかし、TexAIntelligenceを活用すれば、簡単な操作で誰でも行う事が可能です。また、要望に応じた形態での利用が可能である点も魅力の一つです。クラウドに載せられないデータでも、自社サーバでTexAIntelligenceを運用することで活用が可能となります。
そんなTexAIntelligenceの利用ライセンスは、月額 400,000円~です。初期費用や無料トライアル等の詳細についてはお問い合わせください。
株式会社NTTデータ数理システムが提供するText Mining Studio(テキストマイニングスタジオ)は、アンケートや問い合わせ、論文、SNSログ、特許といったテキストの分析を行えるツールです。マウス操作だけで「テキストデータ読み込み」「分析機能の活用」「レポート出力」などを行えるため、これまでテキスト分析ツールを活用したことがない人でも比較的簡単に使いこなすことができます。
単語だけではうまく知見が得られないというケースも少なくありませんが、Text Mining Studioでは「態度表現(ニュアンス)」や「係り受け(単語と単語の意味的つながり)」といった自然言語処理を活用した分析によって、より課題に寄り添うきめ細やかな分析を実現可能です。
なお、無料トライアルが1ヶ月間設けられているため、まずはトライアルを活用してから本格導入を検討していくのも一つの手段といえます。価格の詳細についてはお問い合わせください。
ZETA株式会社が提供するZETA HASHTAG(ゼタハッシュタグ)は、ハッシュタグの活用によってCX向上やSEO改善などを実現していくソリューションです。商品説明、口コミ、Q&Aといったテキストを解析して関連するキーワードを抽出し、ハッシュタグを自動生成していきます。
サイト内にハッシュタグを導入することによって、ユーザーの巡回率を高めたり、直帰率を低下させたり、離脱率を低下させたりする効果が期待できます。また、ユーザーが求める商品に辿り着きやすくなるというメリットもあるため、快適な購買体験を実現できます。具体的な価格やキャンペーンの有無などはお問い合わせください。
自然言語処理を活用したチャットボットも、さまざまな企業が開発・提供を行なっています。ここからは、自然言語処理を用いた代表的なチャットボットをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社ソフツーでは、AI電話自動応答・取り次ぎサービス「ミライAI」を提供しています。AI技術を用いて代表電話の一次対応をAIが行い、用件のヒアリングから指名された担当者への取り次ぎまで、一貫して行うことができます。会話フローの設定が容易に行えたり、AIが対応した通話内容をリアルタイムでテキスト化し、Google chat等のチャットサービスで確認できたりするほか、通話内容を要約した内容の送信も可能です。また、同一苗字の人が複数在籍している場合も、AIが追加でヒアリングをし、該当の担当者へ転送する設定も行えます。
なお、「ミライAI」では、30日間の無料トライアルが設けられているため、事前に使用感を確かめた上で本格導入を検討していくことも可能です。また、1回線のみという制限はありますが、初期費用・月額費用0円で利用できるフリープランも設けられています。有料のスタンダードプランを使用する前に、これらのプランを活用してみるのも一つの手段といえます。
株式会社イクシーズラボが提供するCAIWA Service Viii(カイワ・サービス・ヴィー)は、⾔語認識精度の高い独⾃開発のAI会話エンジンを搭載したチャットボットです。ChatGPT API連携による知識データ⾃動⽣成、社内⽂書の全⽂検索、Microsoft Teams連携など、業務効率化を実現する機能が多く搭載されています。
そんなCAIWA Service Viiiは、導入までの期間が短いのも一つの特徴です。構築・メンテナンスを簡易化するWebアプリによって、最短1か月でローンチ可能。また、月に1回程度のメンテナンスによってAIの精度をどんどん高めていくことができます。
英語版も用意されているため、日本語だけでなく英語でのコミュニケーションも発生する企業にとって、多くの魅力が詰まったチャットボットといえます。
ちなみに利⽤者は、Teamsにアプリを追加するだけで簡単に利⽤開始できます。従業員同⼠で普段連絡しあっているのと同じ感覚でチャットボットに質問し、情報を得ることが可能です。また、外部から社内にある情報にアクセスするには、VPN等で接続する必要がありますが、そうした⼿間を省くことができます。これにより、高い利用率が見込め、従業員の問題解決時間の短縮、バックオフィスにおける問い合わせ対応の負荷軽減を実現します。
利用料金や初期費用、無料プランなどの情報についてはお問い合わせください。
株式会社アースリンクが提供するSakura TALK(サクラトーク)は、ロボットがシナリオに沿ってお客様と会話していくチャットボットです。企業名と電話番号の一覧を用意し、CTIと連携したSakura TALKから発信を開始することで自動コール、事前に設定したシナリオに沿ってお客様と会話、担当者の名前を特定していきます。また、会話の内容はトーク形式で保存することが可能です。
同サービスはクラウドのプラットフォームとして、Salesforceを利用しています。世界が認める最高レベルの安全性を確保しつつ、項目の追加・変更からお客様独自の機能追加、外部システムとの連携等、拡張性にも優れています。
「ホームページや展示会でリードを獲得できない」「企業リストはあるが担当者が分からない」「企業リストはあるがコールする人材がいない・採用できない」などの課題を抱える企業にとって大きなメリットのあるチャットボットといえます。利用料金、初期費用、無料プランなどの情報についてはお問い合わせください。
株式会社wevnalが提供するBOTCHAN(ボッチャン)は、ボットシナリオをお客様ご自身で作成できるチャットボットサービスです。自然言語処理、レコメンドエンジンといったAIエンジンと接続が可能で、ユーザとのより自然な会話を実現します。
そんなBOTCHANの特徴としては、シンプルな管理画面で誰でも利用しやすい点が挙げられます。シナリオの作成からボットの設置まで管理画面ひとつで行えます。会話の吹き出しを模したインタフェースで簡単にシナリオを作成することができます。また、自由にカスタマイズできる点も特徴の一つです。シナリオ分岐、プッシュメッセージ、キーワード辞書、外部API連携、メール連携など多彩な機能が用意されているため、シナリオの流れを自由にカスタマイズできます。
BOTCHANには、無料プランが設けられているため、お試し感覚で利用開始できるのも魅力の一つです。利用料金は「月額 10,000円~」、初期費用は「100,000円」となっています。
株式会社エーアイスクエアが提供する「テキスト解析モデル構築サービス」は、複数の自然言語処理エンジンを組み合わせて、機械学習モデルを構築できるサービスです。独自のAIエンジンの中から複数のエンジンを併用できるため、高度で柔軟性の高い機械学習モデルを実現できます。目的や用途に合わせた最適なモデルを最短期間で提供してもらえるため、すぐにVOC分析を行いたい場合にも向いています。コールセンターの問い合わせ内容を振り分けたり、リコール報告書の内容を分析して自動的に原因を割り出したり、商談内容を分析して不正見地を行ったりと、さまざまな使い方が可能です。
さらに、蓄積データ自体がない場合でも、教師データ作成を代行するサービスもあります。利用料金、初期費用、無料プラン、無料トライアル等についてはお問い合わせください。
なお、自然言語処理を用いたサービスは、ビジネスシーンにおいても重宝されています。たとえば、社員からの問い合わせに応える業務を効率化するには、自動対応の仕組みが必要となります。そのような場合に、社員専用のチャットボットなどを設けておくことで、問い合わせの対応業務を大幅に削減することができるのです。
また、探している資料や情報の抽出を行いたい場合などにも、自然言語処理を用いたサービスによって抽出の手間を削減することができます。このように、自然言語処理を用いたサービスは私たちの身近に多く存在しています。生活の利便性を高めるだけでなく、ビジネスチャンスを最大限生かす上でも、自然言語処理を用いたサービスは重要な存在になると考えられます。
ちなみに、企業の DX を推進する国内最大級の AI ポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーでは、各業界のDX推進の支援の一環として自然言語処理サービスをまとめた「自然言語処理サービス カオスマップ」を公開しております。自然言語処理搭載AIプロダクトを用途別で探せるように「文章要約」「翻訳」「VOC分析」等のカテゴリーに分け、合計111サービスをマッピングしておりますので、自然言語処理搭載プロダクトの導入をご検討の際は、ぜひお気軽にご活用ください。
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