生成AI

最終更新日:2026/09/24
転職活動者の26% 生成AIで企業調査
Iteraが会社員5,000名を対象に、転職活動におけるAI活用状況を調査しました。転職活動者の26%が生成AIで企業情報を調べており、 最も多かった内容は「企業の事業内容・評判」 でした。
このニュースのポイント
株式会社Iteraは、全国の22歳以上65歳以下の会社員5,000名を対象に、インターネット調査を実施しました。
生成AIやAI検索の普及により、転職活動における企業情報の収集方法も変化しています。そうした状況下で、生成AIやAI検索上で自社が候補として示され、正確に語られる状態を整える採用LLMOに注目が集まっています。
しかし、求職者が実際にどの程度AIを利用しているのかを示す国内の大規模なデータは、十分に蓄積されていませんでした。
今回の調査では、転職活動者におけるAIの利用率とともに、AIを通じてどのような情報を調べているのかを確認しました。

本調査の対象とした5,000名のうち、過去1年以内に転職活動を行った880名を分析対象とし、以降の設問では、企業情報の収集方法を複数回答形式で質問しています。

転職活動者のうち、「生成AIに質問した」と回答した人は26.02%であり、OpenWork・転職会議などの口コミサイト(12.50%)の2.08倍、SNS検索(9.20%)の2.83倍でした。
また生成AI(26.02%)と企業公式サイト(34.32%)の差は8.30ポイントと小さく、従来は企業が最もコントロールできる情報源だった公式サイトに生成AIが迫っています。
採用広報の現場では、口コミサイトの評価を気にする企業が多くあります。しかし本調査では、求職者は口コミサイトよりも生成AIを活用しており、口コミ対策と同等以上の重要度でAI上での見え方を管理する必要があるといえます。
さらに、公式サイトを見る前段階でAIに相談し、候補を絞り込んでいるケースも考えられます。そのため、AIの回答に登場しなければ、公式サイトを転職活動者に見てもらう機会自体が失われる可能性もあります。
なお、生成AIへの質問(229名)とAI Overviewの閲覧(190名)を合わせ、重複を除いた実数は314名となり、転職活動者880名の35.7%でした。3人に1人以上が、何らかの形でAIを介して企業情報に触れていることが明らかになりました。

生成AIまたはAI Overviewで企業情報を調べた314名に尋ねたところ「企業の事業内容・評判」が59.24%で最多となりました。次いで「年収・待遇の相場」が53.82%「面接対策・想定質問」が42.68%「志望動機・書類の作成補助」が40.45%でした。
企業の公式情報が少ない場合、AIは第三者の情報や過去の情報をもとに回答を埋める可能性があります。一方、給与レンジや残業時間、制度、選考フローなどを具体的に公開していれば、企業が示した情報がAIの回答材料になる可能性があります。
Iteraは本調査を通じて採用LLMOの重要性が示されたとし、企業がAI上で正確に説明されるための情報発信や掲載情報の整備を促していく方針です。
出典:株式会社Itera
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