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HARITAとトライアロー、廃棄物処理工程における危険物検知AIシステムの共同開発を開始

最終更新日:2025/12/23

危険物検知AIシステム

HARITAとトライアローは、廃棄物処理工程における危険物検知AIシステムの共同開発を開始しました。危険物を自動で検知することでリスクを低減し、作業者の安全性と作業効率の向上を目指します。

このニュースのポイント

  • HARITAとトライアローは、廃棄物処理工程における危険物検知AIシステムを共同開発
  • 代表的な物体検知アルゴリズムをベースに粉塵環境や複雑な背景下でも高精度な検知が可能
  • リチウムイオン電池の自動検知にも対応できるよう、技術開発を推進

株式会社HARITAとトライアロー株式会社は、廃棄物処理工程における危険物検知AIシステムの共同開発を開始しました。

廃棄物処理業界では、慢性的な人手不足と従業員の安全確保が長年の大きな課題です。特に危険物の除去作業は目視に依存しており、作業者に高い負荷がかかり処理ライン停止の原因にもなります。

一方で近年は地震や台風、土砂崩れなどの自然災害により、一度に大量の廃棄物が発生するケースが増加しています。災害廃棄物が適切に処理されずにそのまま放置されると、環境汚染や火災といった二次災害を引き起こす可能性が高まります。

迅速かつ安全な廃棄物処理体制の構築は社会全体にとって重要な課題です。

今回の取り組みでは、産業廃棄物に特化したデータプラットフォームをトライアローが独自開発し、HARITAの提供した画像・動画をもとに危険物検知精度の評価を可能とします。

トライアローが開発するAIモデルは、代表的な物体検知アルゴリズムをベースに危険物の形状・色・質感などの特徴を学習し、粉塵環境や複雑な背景下でも高精度な検知を可能にします。

また、発火リスクが高く消火も困難であるリチウムイオン電池は、廃棄物処理現場における重大な危険要因となっており、今後はリチウムイオン電池の自動検知にも対応できるよう技術開発が進められます。

HARITAは、深刻化する人手不足に対応しながら社会的要請に応えていくため、今後も本プロジェクトを推進し、より安全で効率的な廃棄物処理の実現に貢献していくとコメントしています。

出典:株式会社HARITA

AIsmiley編集部

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