デンソー、ソフトウェア開発にAIを積極導入。「デンソーソフトウェア戦略説明会」を開催
最終更新日:2024/07/24
デンソーは、車載ソフトウェアの開発への取り組みについて発表する「デンソーソフトウェア戦略説明会」を開催しました。車載ソフトウェア開発にAIを導入し、簡単・効率的な製品開発を目指します。
このニュースのポイント
- デンソー「デンソーソフトウェア戦略説明会」を開催し、ソフトウェア戦略について発表。開発にAIを積極的に導入していく
- 実装力、人財力、展開力の3つの要素を活かしてソフトウェアの価値を高め、クルマの進化を支援
- クルマ全体の知見を活かした開発やグローバル開発体制の強化など、ソフトウェア人財育成プログラム・技術の標準化で業界貢献を目指す
株式会社デンソーは、2024年7月12日に「デンソーソフトウェア戦略説明会」を開催しました。これまで培ってきた車載ソフトウェア開発の知見を、デンソーの製品開発に携わる誰もが簡単・効率的に活用できるよう、AIによる自動化を積極的に導入していくと発表しました。
デンソーは、クルマを中心に培った技術を他の分野にも応用し、未来のモビリティ社会全体の発展に貢献することを目指しています。この実現にはソフトウェアが重要であり、実装力、人財力、展開力の3つの要素を活かしてソフトウェアの価値を高め、クルマの進化を支援していきます。
デンソーは、40年以上にわたり培ったあらゆるドメインの車載ソフトウェアを担ってきた実績と、知的財産としてソフトウェアIPを所有しており、それらを用いて最適なソフトウェアを設計し、ハードウェアと組み合わせて製品に仕上げています。また導体の知見を生かし、ハードウェアの性能をより効果的に引き出すための自動最適コード変換ツールの内製化にも取り組んでおり、クルマ全体のソフトウェアノウハウを生かした実装力を強化しています。
デンソーは、2035年までにソフトウェア事業を8,000億円に拡大する目標を掲げ、2030年には1.8万人のソフトウェア人材を確保する計画を立てています。2024年6月には株式会社NTTデータとソフトウェア領域での包括提携を結び、グローバルでソフトウェアリソーセスを拡充し、高度ソフトウェア人財の育成を行っていきます。
また、グローバル開発体制をより強化するため、日本主導の開発から脱却し、欧州では車載ソフトウェアの仕様標準化、中国では中国式のIT技術、北米では最先端のIT技術を学び吸収し、グローバル開発に生かします。
さらに、これまで培ってきた車載ソフトウェア開発の知見を、デンソーの製品開発に携わる誰もが簡単・効率的に活用できるよう、AIによる自動化を積極的に導入していくとし、具体的には、要求分析などの設計プロセスにも活用を加速させ、設計力を向上させるとともに、ログ解析など評価においても従来以上に活用し、自動化・省人化を進めます。
ソフトウェア開発の全工程にAIを活用することでヒューマンエラーを低減し高品質なソフトウェアを実現するとともに、事業成長に向けた取り組みに注力できる体制を整え、ソフトウェア開発強化を目指します。
出典:株式会社デンソー
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