肥後銀行、行内向け「生成AIチャットボット」運用開始
最終更新日:2024/05/09
肥後銀行は、行内向けの「生成AIチャットボット」を開発し、運用開始を発表しました。
このAIニュースのポイント
- 肥後銀行、アクセンチュアとの協力で生成AIチャットボットを開発し実装へ
- 問い合わせ対応業務の負担を解消。業務効率化と生産性向上を目指す
- アクセンチュアのAI HUBプラットフォームを採用。高精度の自動回答を実現
肥後銀行は、アクセンチュア株式会社の協力のもと、行内向け「生成AIチャットボット」を開発したと発表しました。業務効率化および生産性向上を目的とし、2024年4月23日より運用を開始しています。
肥後銀行では、2023年10月より、生成AIを活用したこれからの働き方を模索すべく実証実験を開始しています。
現在、作業負荷の高い業務の一つとして、営業店や本部間の事務手続き等の問い合わせ対応が課題に挙がっています。そこで、問合せに対し、チャット形式で自動回答することで対応業務負荷の軽減や、顧客の待ち時間短縮を図ります。
今回導入される生成AIチャットボットにより、行内ネットワークよりクラウド上に格納した事務マニュアル等の内容を対象に、チャット上で問い合わせの入力・自動回答が可能です。
行内向け「生成AIチャットボット」は、複数の生成AIやカスタムAI、機械学習モデル、ITシステムなどを組み合わせることが可能なアクセンチュアのAI HUBプラットフォームを採用し開発されました。これにより、膨大なデータから対応する情報をスピーディに抽出し、高い精度の自然言語で回答できます。また、肥後銀行専用の生成AI環境を構築することで、セキュリティも確保しています。
肥後銀行は「行内問い合わせ業務にとどまらず幅広い業務において生成AI活用が有効な事例を調査、研究していき、その正確性や効率性、実効性を検証するとともに行内におけるAI人材を育成し知見を蓄積していきます」とコメントしています。
出典:肥後銀行
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