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最終更新日:2023/10/27
innovation Labの共創でAI活用を推進
AIの導入や開発に取り組んでいる企業は年々増えてきています。しかし、導入までのプロセスや活用の方法が分からなかったり、開発環境や技術リソースが足りず、なかなか進んでいないという企業も多いのではないでしょうか。
NTTPCコミュニケーションズが展開するパートナープログラム「Innovation LAB」は、スタートアップをはじめとしたAI開発企業や、産業パートナー、先端技術を提供するメーカー、そしてNTTPCコミュニケーションズとの共創を通じてAI導入や開発を推進します。
今回は「Innovation LAB」を展開する株式会社NTTPCコミュニケーションズと、そのパートナー企業であり、ワークステーションの提供を行う株式会社日本HPに「Innovation LAB」の取り組みや展望についてお話を伺いました。
――本日はよろしくお願いいたします。まずは「Innovation LAB」の概要についてお聞かせください。

株式会社NTTPCコミュニケーションズ
経営企画部 マーケティング&ストラテジー室 セントラルマーケティング担当
佐々木 美帆氏
――佐々木氏
「Innovation LAB」は、先進的な技術を通して社会や産業にイノベーションを起こそうと考えている企業や団体、そして多様な強みを持つ人々が集まり、新たな価値の「共創」を目指すパートナープログラムです。
活動領域は、AIにとどまらずロボットやエッジ・コンピューティング、デジタルツイン/メタバースといった先進的な技術分野を中心に、多くの課題を抱える現代の社会問題(高齢化・人材不足・DX等)に焦点を当てて取り組んでいます。
「Innovation LAB」を中心に産官学が共創し、「ヒト×モノ×コト」のコラボレーションを通して、新しいサービスの提供、技術開発や共同マーケティングを実施しています。また、学生を巻き込み、AIコンテストの開催や地方創生・活性化等の取り組みも行ってきました。
――どのような企業・団体がパートナーとして参加されているのでしょうか。

――佐々木氏
「Innovation LAB」には、現時点で80を超えるパートナーに参加いただいています。AI開発企業をはじめ、建設業や製造業といった一般産業分野の企業、自治体、大学、メーカーなど、さまざまな領域で活動する企業や団体で構成されているため、ノウハウの共有やお互いのアセット・リソースの提供などを通して共同活動を行うことができ、アイデアの具現化や新しいビジネスに繋げることが可能です。
――各領域で強みを持つさまざまな企業・団体が参加されているのですね。パートナー同士の交流なども増えてきているのでしょうか。
――佐々木氏
はい。コミュニケーションを増やすためのひとつの取り組みとして、今年度からオンラインコミュニティを開設し、パートナー同士の情報交換や交流が可能な場を提供しています。パートナーの横のつながりをより深め、共創ビジネスを推進していくための一歩として今年度からスタートした取り組みです。
現在は、パートナー企業のリリース情報やメディア掲載情報等を中心に発信しています。実際にパートナー企業がどのような取り組みをしているのかなど、まずはお互いの動向を知れる場にしたいと思っています。
また、来年2月にはオフラインで交流できるリアルイベント「パートナーMeetUp#2(仮)」の開催も検討しています。まずはパートナー同士、お互いが知り合ってコミュニケーションが活性化されてこそ、”共創ビジネス”の可能性が高まってくると考えていますので、今後もさまざまな企画を通して「Innovation LAB」を盛り上げていきたいですね。
――ありがとうございます。パートナー同士の交流が活発になることでより「共創」の輪が広がっていくと感じました。
――佐々木氏
そうですね。「Innovation LAB」に参加するパートナー同士の連携はもちろん、その共創アセットを通じてエンドユーザー企業の課題を解決することにも挑戦できます。
例えば、AI開発に強みをもつパートナー企業と共創し、特定のモデル開発を行うことが可能です。また、その開発環境や演算リソースは当社から提供が可能ですし、何よりもAI開発には必要不可欠なGPUをはじめとした先端テクノロジーを提供するメーカーがパートナーとして参加している点は大きなユーザーメリットだと思います。メーカーから直接、最新の技術情報やサポートを受けることができるからです。日本HPさまも、そんなメーカーパートナーの一社です。

株式会社日本HP
パーソナルシステムズ事業本部 クライアントビジネス本部 バリュービジネス部
小俣 裕二氏
――小俣氏
当社もメーカーとして「Innovation LAB」に参加しており、AIを導入したい企業のPoCなどで当社のワークステーションを活用いただいております。
サーバーの選定も多い中、低レイテンシーでリアルタイムなレスポンスが求められる場合や機密情報などセンシティブなデータを扱う状況、および大量のデータ転送を繰り返し行う必要がある場合などはエッジ端末としてのワークステーションをお薦めしております。また、業務内容に合った提案ができる専用の技術スタッフや営業スタッフがいることも強みです。
――佐々木氏
日本HPさまとは以前、共同ソリューション開発の一環でAI画像解析システムを構築、販売した実績があります。また、日本HPさまのGPUワークステーションはAI分野だけでなく、3DCGなどハイエンドグラフィクス向けにも非常に優れており、建設業や製造業を中心にニーズが高いのが特徴です。
最近では、デジタルツイン/メタバースに取り組む企業も増えていますが、NVIDIAの推奨構成を満たす信頼性の高い日本HP製GPUワークステーションは、Omniverseの動作環境としても申し分なく、当社としても積極的に提供していく予定です。

日本HP提供の「HP Z4 G5 Workstation」は、高度なワークフローに対応するデスクトップワークステーション。最大24コアプロセッサー、最大512GBのメモリ、またNVIDIA A6000クラスのハイエンドGPUを搭載可能。

左:HP ZBook Studio 16 G10 Mobile Workstation 右:HP Zbook Fury 16 G10 Mobile Workstation
日本HP提供の「HP ZBook G10シリーズ」は、高性能なモバイルワークステーション。スタイリッシュなデザインや長時間のバッテリー駆動、最新GPU搭載などモバイルとは思えない最適化された機能を搭載。
――PoCを行う際もメーカーがしっかりと伴走してくれる点は、AIの導入を検討している企業にとって安心できる点だと思います。先ほど、自治体も参加しているとお聞きしました。取り組み事例があれば教えてください。
――佐々木氏
2021年から大分県および公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所と「GPUの活用に関する三社協定」を締結し、同研究所内の「おおいたAIテクノロジーセンター」が旗振り役となって、産業促進を目的とした県地場産業へのAI導入・開発を進めています。
大分県内の企業において画像認識AIのPoCを実施した際には、当社がGPU検証環境の提供や導入支援のサポートを行いましたし、物体検出モデルの生成や音声合成など、AI技術を通して産業促進に取り組む県内企業には、「おおいたAIテクノロジーセンター」を通して継続的にGPU環境を提供しています。

――佐々木氏
また、「おおいたAIテクノロジーセンター」とはさまざまなイベントでもご一緒しています。2022年には大分駅前広場にて開催された「おおいたAIフェスタ」に、当社をはじめInnovation LABの複数のAIパートナーと一緒に共同出展し、先進的なAIサービスについてのデモンストレーションを実施しました。
――佐々木氏
他にも、大学と共催した学生向けのAI開発コンテストなど、さまざまな取り組みがありますので詳しくはこちらをご覧ください。
――イベント開催や実際にPoCを実施したりと、幅広く取り組みを行われているのですね。大分県の取り組みはAI導入・開発を検討している他の地方自治体のモデルケースになると感じました。
――どのような企業に「Innovation LAB」へ参加していただきたいですか?

――佐々木氏
細やかな規定やルールなどは一切ありません。「Innovation LAB」のミッションと想いに共感し、パートナーと「共創」しながら新たな挑戦をしたい企業にご参加いただきたいです。
パートナー同士が共創することで、お互いに足りないピースを補えます。言い方を変えれば、「これからAI開発・導入を検討している」企業や「AI導入がなかなか進まない」といった課題を抱える企業に対しても、「Innovation LAB」のパートナー企業がタッグを組んで共創することで、部分的ではなく全体最適をめざしたサポートが可能になります。
ぜひ、AI導入の駆け込み寺として活用していただければと思います。

――小俣氏
当社もメーカーパートナーとして、検証用ワークステーションの貸出しを無料でおこなっています。とくに官庁、自治体で新しい取り組みやAI導入を検討されていましたら、ぜひご相談ください。
――本日は貴重なお話ありがとうございました。
今回は、NTTPCコミュニケーションズが展開する「Innovation LAB」についてお話を伺いました。
AIなどの最新技術を導入・活用し、新たな事業やビジネスを始めたいと考えている企業が増えてきています。しかし、AI開発に関するノウハウや開発環境がなかったりと、なかなか自社だけでは進まないケースも多いです。
「Innovation LAB」は「共創」という形で、足りないところをお互いに補いつつ事業を進めていけるパートナープログラムです。
AIの導入を検討しているが導入フローが分からない、開発に取り組んでいるが環境整備や技術リソースが追いついていないなど課題をお持ちの企業はぜひ「Innovation LAB」に参加してみてはいかがでしょうか。
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