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新型コロナウイルス対策支援として注目!AIを活用したオンライン診断とは?

最終更新日:2024/03/13

国内外での新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、経営難に陥る企業や、受入可能範囲を超える「医療崩壊」が近づいている医療機関も少なくありません。2020年5月14日時点では日本国内での新規感染が減少傾向にありますが、今後再び集団感染(クラスター)が起きる可能性もあるため、決して楽観視すべきではないでしょう。

そのような中で、新型コロナウイルスの対策支援としてAIを活用したオンライン診断に注目が集まり始めています。通院による院内感染や外出による感染リスクを抑えられるとして、医療機関で重宝され始めているのです。

今回は、AIを活用したオンライン診断が活用され始めた背景や、システムの仕組み、メリットなどを詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

■AIを活用したオンライン診断の導入が進んだ背景

■AIを活用したオンライン診断の導入が進んだ背景|人工知能を搭載した製品・サービスの比較一覧・導入活用事例・資料請求が無料でできるAIポータルメディア

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本でも初診患者に対する「スマートフォンなどを利用したオンライン診断」が解禁されました。オンライン診断が導入されることになった背景としては、医療機関の受入可能範囲を超えてしまう「医療崩壊」の可能性が現実的になっていたことが考えられます。

そのような状況を回避するためには、医療従事者などの最前線で働く人々の負担を軽減させること、つまり「医療体制のサポート」が必要不可欠です。特に院内感染によって医療機能が低下してしまうことは最大のリスクといえますので、そのようなリスクを軽減させる上で、オンライン診断は有効な手段であることがお分かりいただけるでしょう。

オンライン診断が存在すれば、体調が優れない人や、不安を感じている人なども、気軽にオンラインで受診することが可能です。逆に、オンライン診断が存在しない場合、新型コロナウイルスの影響によって「自宅待機せざるを得ない」という状況の人が増加してしまう可能性があります。

仮に、新型コロナウイルスに感染していない場合でも、現在の状況において体調が優れないときに新型コロナウイルスへの感染を疑うのは当然であり、そのような人が緊急性を加味せずに救急車を呼んでしまうケースなども多発しているのです。それが医療機関にとって大きな負担につながっているのは言うまでもありません。そして、その状況を改善するために4月より解禁されたのが、初診患者のオンライン診断というわけです。

 

■オンライン診断サービスの無償提供で新型コロナウイルス対策支援を行う企業も

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初診患者のオンライン診断の解禁に伴い、設立準備中の「一般社団法人日本医療受診支援研究機構」の有志は、オンライン診断サービスの無償提供という形で新型コロナウイルス対策支援を開始しました。ここで利用されているのは、Ubie株式会社が開発した患者向けの事前問診サービス「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」です。

「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」では、スマートフォンやパソコンを利用して質問に回答していくことで、適切な受診行動についてのアドバイスが受けられます。これまでは気になる症状があった場合、インターネット検索などで自ら情報を探し、行動を決定しなければなりませんでした。

しかし、その方法では情報元の信頼性が担保できなかったり、自覚症状を見誤ってしまったりするケースも少なくありません。そのため、誤った受診行動をとってしまうケースも多かったのです。

その点、「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」は、41都道府県の約200医療機関で活用されている「AI問診Ubie」を応用する形で開発されており、約5万件の医学論文から抽出されたデータに基づいて構築されています。そのため、利用者の回答に合わせて約3500種類の質問からAIが適切な項目を選択することができるわけです。

医療機関での運用実績も十分なシステムであるため、利用者の不安を取り除き、安心感を与えるという面でも大きなメリットがあるといえるでしょう。

(参照:病気と対処法を調べる AI受診相談ユビー)

 

■AIチャットボットの活用で高精度なオンライン診断を実現

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上記の「AI受診相談ユビー新型コロナウイルス版」は、あらかじめ用意された質問に回答することで、適切な行動のアドバイスが得られるという仕組みでしたが、それとは別に、AIチャットボットを活用するという方法も存在します。

利用者によってリテラシーは大きく異なるため、場合によっては操作方法が理解できない人などもいるかもしれません。そのような場合でも、AIチャットボットであれば音声やテキストを通じた対話によって、分かりやすく利用案内を行うことが可能になります。

また、場合によっては医療機関への診療予約が必要になるケースもあるでしょう。そのような場合、LINEやメールで診療予約用のチャットボットを設けておけば、よりスムーズに受信することが可能です。これは、受診者側の利便性向上というメリットだけでなく、医療機関側の負担軽減というメリットも得られるため、双方にとって大きな価値がある仕組みといえるでしょう。

さらに、診療予約の時点で電話番号やメールアドレスといった情報から、患者の照合を行えるため、予約のたびに患者の情報をヒアリングする必要もなくなります。何より、AIチャットボットであれば24時間365日いつでも対応できるという点は大きなメリットでしょう。

そして、AIチャットボットであれば、通院後の経過を確認するための手段としても活用できることが魅力といえます。AIチャットボットとRPA(単純作業を自動化するシステム)を組み合わせることによって、通院後一定期間が経過した患者に対してメールを送信し、経過や体調をヒアリングしていくことも可能になります。

新型コロナウイルスの場合、軽症者は自宅療養するケースも多くなっているため、医療機関がより確実に感染後の経過を把握していく手段としても重宝されるのではないでしょうか。

 

■AIを活用したオンライン診断で多くの問題を解決

今回は、新型コロナウイルス対策支援として導入され始めている「AIを活用したオンライン診断」の仕組みやメリットについてご紹介しました。受診者だけでなく医療機関の負担を軽減させるという点でも大きなメリットがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

今後再び新型コロナウイルスの感染者数が増加していく可能性も否めません。院内感染を防ぎ、医療従事者の負担を軽減させていく上でも、AIを活用したオンライン診断は重要な役割を果たしていくのではないでしょうか。

 

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AIsmiley編集部

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