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最終更新日:2024/04/11
近年は働き方改革が進んでいることもあり、これまで以上に従業員一人ひとりの健康管理が重要視されるようになりました。とはいえ、自分以外の人間の健康を的確に把握することは簡単ではないため、曖昧な施策になってしまうケースも少なくありません。
そのような中で、AIを活用した健康管理に注目が集まっているのをご存知でしょうか。今回は、的確に健康管理を行うAIの仕組みやメリットについて詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

AIソフトウェアソリューションの開発を行う株式会社Algoageは、2020年8月6日、顔画像解析AIを利用して大豊建設株式会社の作業員の健康管理を行うシステムの構築を開始したことを発表しました。これまで大豊建設では、現場作業員の健康管理において問診書類を利用していました。また、機器で算出された数値を手書きで写す必要もあるなど、アナログな作業ばかりで決して効率的とはいえない状況だったそうです。
そのため、データへの効率的なアクセスを実現することができず、どうしても管理コストや利用コストが高くなってしまっていたといいます。それに加え、データをもとにした作業員の健康状態のモニタリングも十分にできておらず、さまざまな面で改善が必要な状況に陥っていたそうです。そのような状況を改善すべく、Algoage社による「作業員健康管理システム」の構築が開始されました。
この作業員健康管理システムでは、iPadのアプリケーションに顔認証機能を搭載させることによって、従業員は手軽に健康状態を記録できるようになるといいます。また、収集した情報をクラウドで一元管理する仕組みを構築することで、データの一覧・比較がより行いやすい環境を構築していくそうです。
さらに、健康リスクをリアルタイムでモニタリングして、万が一危険を察知した場合にはアラートを出す機能なども搭載される予定だといいます。従業員の健康を管理するという点だけでなく、従業員を危険から守るという観点でも重要な役割を果たしてくれるシステムであることがお分かりいただけるでしょう。

Algoage社が開発するシステム以外にも、健康管理に顔認証AIを活用した事例は存在します。たとえば、アイリスオーヤマ株式会社が2020年7月1日に発売した「顔認証型AIサーマルカメラ」では、個人認証だけでなく、発熱者検知を同時に検知することが可能です。
昨今は新型コロナウイルスの影響により、これまで以上に徹底した健康管理が求められるようになりました。しかし、一般的な問診だけでは健康状態を把握しきれないというケースも多々あります。
その点、アイリスオーヤマ社の顔認証型AIサーマルカメラでは、AIアルゴリズムが搭載されているため、顔認証による個人特定に加えて発熱者の検知まで効率的に行うことが可能です。事前に設定された温度よりも高い温度を検知したり、登録されていない個人が検出されたりした場合には、画像と音声アラートによって即時に通知されます。そのため、多くの人が出入りするオフィスビルなどに設置することで、より効率的な健康管理が行えるようになるのです。
検知速度も非常に速く、0.2秒で熱があるかどうかを判断することができます。もちろん検知の精度も99%と非常に高く、温度測定の誤差は±0.5という精度であるため、コロナ禍の出勤においては特に重宝されるシステムといえるのではないでしょうか。
ちなみに、この顔認証型AIサーマルカメラでは、マスクの着用者のみ入場を許可するという設定を行ったり、出退勤の登録を行ったりすることも可能であるため、従業員出入り口での勤怠管理も実現することができます。勤怠管理の効率化を実現できるという点でも大きなメリットがあるシステムといえるでしょう。

健康を維持するためには適度な運動も必要とされていますが、最近ではフィットネスにもAIが活用され始めているのをご存知でしょうか。アメリカ・シカゴ発のパーソナルトレーニングジム「エクササイズコーチ」では、AI主導のパーソナルトレーニングが行われています。
従来のパーソナルトレーニングでは、トレーナーの経験値や技量によって効果に差が生じてしまうケースも少なくないそうです。そのため、エクササイズコーチでは、マシンが一人ひとりの筋力や可動域に合わせて最適なプログラムを提供するという体制をとっています。
1回20分という短時間のトレーニングであることや、低価格な料金でトレーニングを行えることなどが人気の要因となり、現在も着々と市場を拡大している状況です。
また、エクササイズコーチ以外にもAIを活用しているフィットネスは多く、その中でも「株式会社FiNC Technologies」はAI導入の先駆けとして知られています。同社は、予防ヘルスケア×AI(人工知能)に特化した企業として2012年に設立され、2014年に「FiNCダイエット家庭教師」というサービスを開始しました。
現在では、AIを活用したウェルネス・ヘルスケアアプリを開発し、食事・運動・睡眠といったデータをもとにしたアドバイスも提供しています。
チェーン展開しているジムの場合、店舗拡大のペースにトレーナー育成が追いつかず、サービスの質を落としてしまうというケースも少なくありません。当然、サービスの質が落ちれば業績も悪化してしまうため、AIの活用によって一人ひとりに最適な提案を行えるというのは、企業にとっても顧客にとっても大きな魅力といえるのではないでしょうか。
今回は、健康管理に特化したAIの特徴やメリットについて詳しくご紹介しました。健康管理にAIを活用することで、従業員の健康を効率的に管理したり、フィットネスの分野で一人ひとりに最適なサービスを提供したりすることが可能であることがお分かりいただけたかと思います。
日本では少子高齢化に伴う人手不足が深刻化していますので、今後はより「業務効率化」という課題を抱える企業が増加していくでしょう。そのような事態にもしっかりと対応し、健康を維持していく上でも、AIは重要な役割を果たしているといえるのではないでしょうか。
今後、AIがどのような形で私たちの健康をサポートしていくのか、ますます目が離せません。
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