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最終更新日:2024/04/11
さまざまな業界で積極的に導入され始めているAI・人工知能。多くのメリットが得られることから注目を集めていますが、最近では航空業界でも積極的にAIが活用され始めているのをご存知でしょうか。AIを活用することによって、さまざまな業務の効率化を実現しているのです。
では、具体的にどのような業務の効率化が実現されているのでしょうか。今回は、航空業界にAIを導入することで生まれる変化について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

近年はさまざまな航空会社がAIの導入を進めていますが、その中でもカナダの航空会社エア・カナダは、「サービス運営や顧客体験の向上」といった部分にAIを活用すべく、2019年に「AI Centre of Expertise(CoE)」というAI・人工知能研究所を設立したことで大きな注目を集めました。
このAI研究所の設立には多くのメリットがあり、たとえば「航空機の予測整備」を行うことができるようになるそうです。この予測整備というのは、AIを活用することによって航空機の「まだ壊れていない部品」をメンテナンスできるというもの。そのため、通常の点検や定期点検に加えて予測整備を取り入れることで、整備担当者の負担を増加させることなく安全性の向上を実現できるというわけです。
これは、工場の生産設備などにおいて活用されている「故障予知」とも似たものであり、エア・カナダは航空機にそのユースケースの応用を行っています。航空機の整備にAIを活用することは、業務効率化という面でメリットがありますが、それ以上に「墜落による人命リスクを回避できる」という点は大きなメリットといえるのではないでしょうか。
ちなみに、エア・カナダでは航空機の予測整備だけでなく、利用客への特典の開発などにもAIを活用していく予定だといいます。というのも、航空会社のサービスには過去の膨大なデータが蓄積されているため、AIによるデータ分析を行うことで「より最適な特典」の提供が実現できるからです。膨大なデータを分析し、予測するという作業はAIが最も得意とする分野でもありますので、今後は航空業界全体でもAI活用によるサービス向上の流れが加速していくかもしれません。

最近では、チケットの購入手続きにもAIが活用され始めています。そもそも航空機のチケット購入は、電車の切符のように簡単なものではありません。電車の切符と比べると複雑な手続きをしなければならないため、航空会社に電話やメールで問い合わせが寄せられることも少なくないそうです。
そのため、昨今の航空業界では「コールセンターの業務効率化」が大きな課題のひとつとなってきています。その「コールセンターの業務効率化」という課題を解決するために、AIを用いた自動回答が活用され始めているのです。
コールセンターには日々多くの問い合わせが寄せられますが、同じような質問が何度も寄せられるというケースは決して少なくありません。そういった問い合わせに毎回オペレーターが対応していくと負担が増加してしまうわけです。
その点、AIチャットボットや自動対応電話などを活用すれば、頻繁に寄せられる質問への回答をすべて自動化させることが可能になります。それこそ、チケットの購入手続きに悩んでいる人のサポートなども、AIに任せることができるのです。
もちろん、AIはすべての質問に回答できるわけではありませんので、AIが回答できない質問に関してはオペレーターが回答していく必要があります。ただ、頻繁に寄せられる質問への回答業務が省かれるため、負担軽減という点で極めて大きなメリットがあることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
なお、AIを活用すれば、チケット購入の手続きをスムーズに進めるだけでなく、搭乗までのサポートも行えるようになります。特に初めて飛行機を利用する人の場合、「どこのゲートに行けば良いのか」「荷物検査はどこで行われるのか」など、多くの疑問を持つ傾向にあるため、インフォメーションセンターにAIを導入することで、対応業務を効率化させることができるわけです。
そして何より、空港はさまざまな国の人が利用する場所でもあるので、柔軟に複数言語での対応を行わなければなりません。人間が複数言語で対応を行うのは簡単ではありませんが、AIであればスムーズにコミュニケーションを図ることができます。その結果、さまざまな国の利用者の満足度向上につなげることができるわけです。そのような点でも、AIがもたらす価値は非常に大きいでしょう。

デルタ航空では、運行管理業務にAIを活用することで、顧客への影響を軽減させることにつなげています。デルタ航空が開発したのは、グローバル規格の運行に対応するデジタル・シミュレーション環境であり、AIを活用した独自のプラットフォームによって「航空機の位置」「客室乗務員の制約」「空港の状況」など、数百万の運行データを分析し、予測を行っていくというものです。
この分析によって導き出された予測は、冬の悪天候時や火山の噴火時など、大規模な障害が発生する前、最中、後に「重要な意思決定」を下すための参考材料として有効活用することができます。
また、データが蓄積されていくほど予測の精度も高まっていくため、より安全な運航を実現する上で欠かせないプラットフォームとなっていくでしょう。
今回は、航空業界にAIを導入することで生まれる変化についてご紹介しました。AIによる自動対応を導入することで業務効率化を実現できたり、より安全な運航を実現できたりと、さまざまなメリットがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
AI技術は今後も進歩していくことが予想されていますが、もともとAIはデータの蓄積によってさらに予測の精度を高められるという特徴があります。そのため、AIを活用したサービスは、より高品質なものになっていくでしょう。今後、航空業界にどのようなAI技術が導入されていくのか、ますます目が離せません。
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