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最終更新日:2024/01/25
日本酒スタートアップ・酒ストリート株式会社が、機械学習結果を活用し、好みの日本酒を手軽に判定できるWebサービスをリリースしました。
これまでの日本酒購入に対するハードルを取り去り、より多くの消費者が日本酒を楽しめるようにします。
このAIニュースのポイント
日本酒を造る酒蔵は1,400以上存在し、商品数は1万点以上にものぼると言われています。これらの商品には幅広い味わいのものが存在していますが、それぞれがどのような味わいなのか、飲む前に判別するのは専門家にとっても困難です。日本酒の分類方法として有名な「純米」「吟醸」などの「特定名称」は、使用原料や製造方法による分類であり、必ずしも味わいが判別できません。このことが、消費者から日本酒という選択肢を遠ざける結果を招いているという指摘が近年なされるようになっています。
この課題を解決するため、酒ストリートは味覚に関する豊富な研究実績を保持する東京大学味覚サイエンス研究室との共同研究契約を2021年5月に締結しました。日本酒の味わいによる分類を行うため、市販されている日本酒から、産地や特定名称といった属性において偏りの生じないように数百点のサンプルを収集し、専門性の高い資格等を保持する有識者27名による官能評価(唎き酒)結果から、これらサンプルの味わいや香りをデータ化しました。

これらのデータと、各サンプルのアルコール度数などのデータを元に統計解析を行った結果、市販の日本酒は以下の12タイプに分類されました。それぞれのタイプには、味わいをイメージしやすくすることを目的として、一般的な単語だけを用いて名称が設定されています。

個人の食品に対する嗜好や食習慣を調査するため、東京大学 石島 智子特任助教(食品機能学研究室)、阿部 啓子特任教授(味覚サイエンス研究室)の協力を受け108問のアンケートが作成されました。消費者を対象として、このアンケートを実施するのと同時に、12タイプの日本酒を試飲し好みの度合いを回答することで、489件の嗜好データが集まりました。これらのデータをもととして機械学習を活用することで、一般的な食品に対する嗜好等から、好みのタイプの日本酒を高精度で判定できるロジックが構築されました。

前述の成果を活用し、インターネット上で手軽に好みの日本酒を判定可能なサービス「酒ナビ」β版もリリースされています。診断は完全無料、試飲や来店も一切不要で、Web上で完結します。サービス上での質問回答に、専門知識は一切不要です。これにより、日本酒選びにおける「美味しい日本酒をどうやって選んだら良いか分からない」というハードルを取り去り、より多くの消費者が日本酒を楽しめるようになります。

日本酒を嗜むのは自分には少し難しいと考える人にとって、自身の好みをもとに新しい味わい方や楽しみを知っていけるのは、手軽に始められるのと同時にますます興味深いですね。一人でも多くの消費者が日本酒の魅力を存分に楽しめるようなサポートに大きな注目が集まっています。
出典:PR TIMES
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