生成AI

最終更新日:2024/03/08
ペンタブレットで有名なワコムはエスディーテックと教育AI分野や、その他の領域においても新サービスの共同開発および社会実装のために連携・協働します。
このAIニュースのポイント
株式会社ワコムとエスディーテック株式会社は、教育およびその他の分野においてAI・人工知能を活用した「手書き×デジタル」の利用による革新的な新サービスを実現するための共同開発を開始しました。より深いレベルでの協業と業務の提携を実現するため、資本提携を行い、エスディーテックに対するワコムの持株比率は約5%となりました。
ワコムは、映画やアニメーション、イラスト、ゲームコンテンツの制作や、自動車やスポーツウェアをはじめとした工業製品デザインに使われるペン入力機器「ペンタブレット」で市場をリードする一方、タブレット端末やスマートフォンなどに搭載するデジタルペンのソリューションを、OEMにて業界各社に提供。
コンピューターを使ったクリエーション、デザインにおいてデジタルペンの価値が確立され、ビジネスや学習シーンでもデジタルペンの利用が広がりつつある中、30余年にわたる事業を通して培ってきた「デジタルインク」技術WILL (Wacom Ink Layer Language) を、デジタル環境で「手書き」を生かす取り組みとともに提唱し、新たな価値の創出を目指しています。
エスディーテックは、利用者を中心に置いたモノづくりを掲げ、「デザイン」「テクノロジ」「データサイエンス」の力を一体運用する「デザインエンジニアリング」を持って、先進的な自動車HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の開発やカラオケリモコン端末UI(ユーザーインターフェース)などの開発を行っています。
ワコムの代表取締役社長兼CEOの井出 信孝氏によると、エスディーテックとワコムは、3年以上にわたって“手書きとデジタルの可能性”を体験できるユニークなコンセプト型試作モデル(Proof of Concept)の制作で協力。Connected Ink 2020 では、個人と集団との関わり方をテーマに、これまでより抽象度の高いアートワークを製作しました。
手書きの「デジタルインク」データをAI・人工知能によって処理することで利用者にもたらすことのできる価値と重要性に深く共感した両社が、教育分野に始まり、その他の領域においても新サービスの共同開発および社会実装のために連携・協働し、DX時代の顧客ニーズに応えた革新的なサービスの共同開発を進めます。
出典:@Press
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