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最終更新日:2024/11/05
東京電力ホールディングスは、サステナブル・ラボと連携し、AIや機械学習を活用した人的資本の指標と財務指標の影響度分析に取り組んでいることを発表しました。
このニュースのポイント
東京電力ホールディングス株式会社は、国内最大級の非財務データプラットフォーム「TERRAST」や財務・非財務データ分析支援を提供するサステナブル・ラボ株式会社と連携し、統合報告書2024においてAIや機械学習を活用した人的資本の指標と財務指標の影響度分析に取り組んでいることを発表しました。
「TERRAST」は、国内外5,000社以上の報告書やニュースを集約し、ポートフォリオのESGデータ管理や分析が行えるほか、同業他社のデータを収集してダッシュボード化する機能も備えています。東京電力は、人的資本に関する指標が企業価値にどのような影響を与えているかを明らかにするため「TERRAST」のデータセットを利用した分析を行いました。
分析の結果、各施策が効果を持ち、従業員エンゲージメントが向上することで、企業の成長や利益が中長期的に増える可能性があることがわかりました。
特に、ROIC(投下資本利益率)に強い影響を与える指標として、人的資本への投資の効率性を示す「人的資本ROI」や社員の生産性意識、会社に対する誇り、女性管理職の割合、適正な人事評価、社員の幸福度が特定されています。中でも「人的資本ROI」は最も大きな影響を与えており、この指標を企業のKPIとして設定することで、ROICの向上に繋がることが再確認できました。
また、社員が会社に対して誇りを持ち、幸福度が高いと感じることで、生産性や効率、サービス品質や顧客満足度が向上し、企業の収益力を高めている可能性も示唆されています。
さらに、女性管理職比率の向上や適正な人事評価により、社員が適切に評価・処遇され、創造性や効率性などの収益力が高まる可能性も考えられています。
東京電力ホールディングスでは、今回の分析結果を各職場にフィードバックし、エンゲージメント向上につながる施策の自律的な展開や、好事例などの水平展開を推進していく方針です。
出典:PR TIMES
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