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最終更新日:2022/08/08
東京電力、ブルーイノベーション、テプコシステムズの3社は「送電線点検用ドローン自動飛行システム」を開発しました。目視で行っていた送電線の点検作業をドローンが自動飛行しながら、最適な画角で送電線の腐食、劣化などの異常を撮影することで、点検作業の大幅な効率化とコスト低減を可能にしました。
このAIニュースのポイント
東京電力ホールディングス(HD)株式会社、ブルーイノベーション株式会社、株式会社テプコシステムズの3社は「送電線点検用ドローン自動飛行システム」を開発し、東京電力パワーグリッド(PG)株式会社は、同社が保有する送電線の点検業務に、6月より導入します。
ブルーイノベーションが独自に開発しているプラットフォーム「Blue Earth Platform (BEP)」は、複数のドローンやロボットと、それらに搭載したセンサーやカメラを同時に制御・管理することで、複数のドローンやロボットに任意の業務を自動遂行させることができます。
「送電線点検用ドローン自動飛行システム」は、Blue Earth Platformをベースに、テプコシステムズ、東京電力HDの3社が共同開発したものです。一般的なドローンにも搭載可能な対象物検知センサーで送電線を検知し、カメラを搭載したドローンが自動飛行しながら、最適な画角で送電線の異常(例:腐食、劣化など)などを撮影することで、点検作業の大幅な効率化とコスト低減が可能。現在特許出願中です。

ドローンによる撮影映像
東京電力PGが保有する地上の送電線は28,391km(全国では151,862km)あり、点検作業は主に高倍率スコープ・ヘリコプターなどを用いて目視で行っています。目視 点検は膨大な作業時間と作業員の高い技能に支えられており、少子高齢化にともなう将来的な作業員の不足、設備の高経年化による点検数増加への対応などが課題です。
今までも、点検作業の効率化やコスト低減を目指し、ドローンの自動飛行による点検が検討されてきましたが、実用化に向けては「ドローンが送電線に近づくと、電線から生じる磁界の影響により方角を正しく認識できなくなり、機体の制御が不安定になる」「電流値・気温・風などの影響により、電線の形状が変化するため、電線の形状をあらかじめ予測し、電線に沿った飛行ルートを事前設定することが難しい」といった技術的課題がありました。

これらの課題を解決すべく、送電線の位置を検知する対象物検知センサー技術、ドローンと送電線との距離を一定に保ち飛行する制御技術、送電線をブレなく撮影するための振動制御技術などを共同開発しました。加えて、現場の作業員が使いやすいよう、送電線撮影に特化したアプリケーションも開発しました。ワンクリックで、ドローンの離発着および送電線撮影を自動で行います。

対象物検知センサーは、画像解析による送電線の検知とは異なり、逆光や影、類似する構造物の影響を受けず、正しく送電線を検知できます。鉄塔間距離365mの実証実験でも、画角を外さずに送電線と平行に飛行・撮影できることが実証されています。自動飛行のため、作業員はドローンを手動操縦する必要がなく、ドローンからリアルタイムに送られてくる送電線の映像確認に集中できます。気になる箇所があれば、その場でドローンを一時停止させ、カメラをズームして送電線の状況を詳細に確認できます。
「送電線点検用ドローン自動飛行システム」は東京電力パワーグリッド(PG)株式会社が保有する送電線の点検業務に、6月より導入します。
出典:PR TIMES
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