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最終更新日:2022/08/08
竹中工務店は、高層建物等の外壁調査システムとして、ドローンで撮影した赤外線画像から、AIが建物の外壁タイルの浮きを自動判定するシステムを開発し福岡県の高層マンションで実用しました。人とゴンドラなど足場を使う作業が不要で、これらをドローンが担います。
このAIニュースのポイント
竹中工務店は、高層建物等の外壁調査システムとして、ドローンで撮影した赤外線画像から、AIが建物の外壁タイルの浮きを自動判定するシステム「スマートタイルセイバー®」を開発し実用化しました。これまでプロジェクトでの実証を重ねてきましたが、2021年3月、地上88mの外壁タイル貼り高層マンション「アトモスももち」(福岡県早良区)において、超高層建物の外壁調査に初適用しました。
竣工から 10 年を経過した建築物については、建築基準法第12条により全面打診等による外壁調査が求められています。高層建物等において外壁タイルの赤外線撮影をドローンが行うことにより、打診等人の手による外壁調査の手間がなくなるため、仮設足場の設置などにかかるコストを削減できるうえ、人が高所で行う作業が不要になります。

また、取得した赤外線画像をもとに、AIがPC上でタイルの浮きを一枚ごとに自動判定し熱分布データとして抽出します。それにより、どの個所のタイルに浮きが発生しているか誰でも一目でわかるため、デジタル技術を活かした人の感覚によらない高精度・高品質な調査、省人化、調査期間の短縮を実現できます。
竹中工務店は今後、安全かつ低コストで効率性の「スマートタイルセイバー®」をタイル貼り高層建物の外壁調査を中心に適用していきます。
出典:PR TIMES
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