生成AI

最終更新日:2024/04/22
Stability AIは、画像生成AI「Stable Diffusion 3」と「Stable Diffusion 3 Turbo」を、API経由で利用可能にしたと発表しました。
このAIニュースのポイント
Stability AIは4月18日、画像生成AI「Stable Diffusion 3」と「Stable Diffusion 3 Turbo」を、API経由で提供することを発表しました。Stability AI Developer Platform APIから利用できます。
Stable Diffusion 3は、Stability AIが開発しているオープンソースの画像生成AIで、テキスト入力によって画像を生成します。今までのStable DiffusionはHugging FaceやDream StudioのようなWebサービスで利用する必要がありましたが、今回のアップデートによって、API経由で利用可能です。
Stable Diffusion 3のリサーチペーパーによると、Stable Diffusion 3はDALL-E 3 や Midjourney v6 などのテキスト画像生成AIを、タイポグラフィ(文字デザイン)とプロンプトの忠実性において上回っています。
さらに、新たなMultimodal Diffusion Transformer (MMDiT)アーキテクチャを導入し、画像表現と言語表現に別々のウェイトセットを使用しています。これにより、Stable Diffusionの旧バージョンと比較して、テキスト理解とスペリング機能が向上しています。
Stability AIは、Stable Diffusion 3の作成例を公開しています。以下の画像は「A red sofa on top of a white building. Graffiti with the text “the best view in the city”.(白いビルの上に赤いソファ。『the best view in the city』という落書き)」というプロンプトで生成した画像です。プロンプトの指示が忠実に再現され、壁面に落書きが描画されています。
また、Stable Diffusion 3とStable Diffusion 3 Turboは、高速かつ信頼性の高いAPIプラットフォームである、Fireworks AIと提携しました。 この提携により、99.9%の稼働率で利用可能な、エンタープライズグレードのAPIソリューションが提供され、Stable Diffusion 3を安心して業務に活用することが可能です。
生成AIの安全性は、モデルのテストや評価、実用展開までの全過程にわたって重視されます。そのため、Stability AIは研究者、専門家、コミュニティと連携を取りながら、モデルを継続的に改良し、さらなる技術革新を目指しています。
出典:Stability AI
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