Stability AI Japan、日本語特化言語モデルの「Japanese Stable LM 2 1.6B」を公開
最終更新日:2024/05/20
Stability AI Japanは、日本語特化の言語モデル「Japanese Stable LM 2 1.6B」を公開しました。
このAIニュースのポイント
- Stability AI Japan、スピードと性能の両立を実現した日本語特化の小型言語モデルを発表
- 16億パラメータの小型モデルでありながら、70億パラメータモデルに近いスコアを獲得
- 高性能な小型言語モデルをリリースすることで、言語モデル開発の敷居を下げ、より高速に実験を反復することが可能
Stability AI Japan株式会社は、2024年5月9日に16億パラメータで学習した日本語特化の小型言語モデル「Japanese Stable LM 2 1.6B」のベースモデル(Japanese Stable LM 2 Base 1.6B)と指示応答学習済みモデル(Japanese Stable LM 2 Instruct 1.6B)を公開しました。
本モデルは、スピードと性能の両立を実現し、16億パラメータという小型モデルでありながら、40億パラメータ以下のモデルのスコアよりも高いスコアを達成し、70億パラメータのモデルに近いスコアを獲得しています。
モデルサイズを16億パラメータという少量にすることによって、利用するために必要なハードウェアを小規模に抑えることが可能であり、より多くの開発者が生成AIのエコシステムに参加できるようになります。
高性能な小型言語モデルをリリースすることで、言語モデル開発の敷居を下げ、より高速に実験を反復することが可能です。また、ハルシネーションや間違いをおかす可能性があるため、アプリケーションでの利用の際には適切な対策を取る必要があります。
Stability AIは「SLM2 1.6Bのリリースを通じて、日本語LLMのさらなる開発と発展に貢献したい」とコメントしています。
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