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最終更新日:2025/02/12
生成AIで新薬開発を共同研究
ソフトバンク、中外製薬、SB Intuitionsの3社は、生成AIを活用して新薬開発の臨床開発業務を革新するための共同研究に関する基本合意を締結しました。
このニュースのポイント
ソフトバンク株式会社、中外製薬株式会社、SB Intuitions株式会社の3社は、生成AIを活用して新薬開発の臨床開発業務を革新するための共同研究に関する基本合意を締結しました。この取り組みは、2025年1月30日から開始されて、臨床開発の生産性向上を図ります。
現在、医薬品が市場に出るまでには約9~17年、数百億~数千億円の投資が必要とされ、特に臨床開発がコストと期間への影響が大きいため、生成AIによる効率化が期待されています。

臨床開発業務を自律的に実行できるAIエージェントと、製薬産業に特化した大規模言語モデル(LLM)を共同開発し、生成AIを活用して臨床試験の効率化を図ります。導入は段階的に行い、治験で必要となる多数の文書の自動生成や、疾患情報・業界規制・社内手順などの必要情報の収集、探索的なデータ解析などの特定のタスクに対して、AIエージェントのプロトタイプを開発。
その後、対象となるタスクを臨床開発業務全体に拡大し、複数のAIエージェントが連携するマルチエージェントシステムへの発展を予定しています。マルチエージェントシステムと人が協働することにより、臨床開発におけるさまざまなタスクを効率化することで、一つひとつの臨床試験の実施および新薬承認申請に要する期間の短縮や要員・費用の削減が期待でき、より多くの新薬開発プロジェクトへリソースを配分することが可能となります。
最終的には、新薬開発の加速を通じて患者に革新的な治療法を迅速に提供し、国内ヘルスケア産業の国際競争力を強化することを目指します。
ソフトバンクは「3社は本取り組みを契機として、今後も業界の枠を超えたパートナーシップを深化させ、課題解決に取り組んでいきます。将来的には社会実装により、患者さんへ新薬をいち早くお届けすることを目指します」とコメントしています。
出典:ソフトバンク
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